ネット書店の台頭とともに、街の小さな本屋が次々と姿を消す中、大型書店にも撤退の動きが相次いでいる。売り上げの伸び悩みを背景に、テナント料の支払いが重荷となり、契約更新時に話がまとまらないケースが多い。生き残りをかけた書店の模索が続く。 「大きく環境が変わった20年だった。ネットやスマホ全盛の時…
ネット書店の台頭とともに、街の小さな本屋が次々と姿を消す中、大型書店にも撤退の動きが相次いでいる。売り上げの伸び悩みを背景に、テナント料の支払いが重荷となり、契約更新時に話がまとまらないケースが多い。生き残りをかけた書店の模索が続く。 「大きく環境が変わった20年だった。ネットやスマホ全盛の時…
印刷 メール 松丸本舗の「文脈棚」監修・松岡正剛に聞く「書店のこれから」 松岡正剛さん=倉田貴志撮影 全国の書店数の推移 ネット書店に対抗しようと、街の本屋さんは頭をひねっている。答えのひとつが「文脈棚」。本を著者別や分野別でなく「意味」でつなげて棚に並べる。この手法で実績をあげているのが東京駅そばの丸善丸の内本店4階にある「松丸本舗」。監修する松岡正剛・編集工学研究所長に、書店のこれからについて聞いた。 ■ネット対抗策、奏功 ――「松丸本舗」の本棚はぐるぐると渦巻くように並んでいます。本の並びも、たとえば、岩波文庫の『ブッダのことば』から、マンガの『テルマエ・ロマエ』、文庫クセジュの『古代ローマの日常生活』と続き、ホメロス『オデュッセイア』からダンテ『神曲』へ、となっています。その結果、過去2年間の人気の著者は、1位がダンテ、2位は白川静、3位に寺田寅彦。4位が萩尾望都、5位に岡潔と、ほ
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