川村会長が意欲 【ヤンゴン=山下福太郎】日立製作所の川村隆会長は14日、ミャンマーの首都ネピドーで読売新聞などの取材に応じ、同国に対して鉄道車両の販売などを検討していく考えを示した。川村会長は「電気機関車か電車を提案する。水力発電所の修繕なども担いたい」と述べた。 同国では、政治的に関係の深かった中国が社会基盤(インフラ)受注で先行しているが、「省エネや環境配慮などで強みを発揮する」と強調した。 中間所得層が急速に拡大していることから、「(冷蔵庫や洗濯機などの)白物家電の市場が予想以上に大きくなる可能性がある」と述べ、隣国のタイからの輸出の拡大や、現地生産も含めて検討していく考えも示した。川村会長は、枝野経済産業相のミャンマー訪問団の一員として当地を訪れている。