米・楽器メーカーのフェンダー(Fender Musical Instruments Corporation)が、日本での代理店業務を行っていた山野楽器との契約を終了し、4月1日より新たに日本法人としてフェンダーミュージック株式会社を設立した。また、フェンダーから商標のコピーライセンスの使用許諾を得て、『フェンダー・ジャパン』を自社のプライベートブランドとして製造していた神田商会との契約も、3月31日をもって終了した。 フェンダーと山野楽器は、1963年から50年以上にわたって代理店契約を続けていて、1980年代にフェンダーが廉価なコピーモデルの横溢や業界の低迷による業績不振により弱体化した際は、山野楽器や神田商会が出資して再興させたこともある。「フェンダーといえば山野楽器」といわれるほど、日本のユーザーにとっては馴染みのある関係性だったが、ここにきて契約を終了した背景には何があるのか。楽器
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