北海道東部では今月初めからサンマ漁が解禁されましたが、水揚げ量はこれまでのところ記録的に少ない一方で、単価の比較的安いイワシが大量に水揚げされ、漁業者から困惑の声が上がっています。 北海道の東部では10トン未満の小型船によるサンマの流し網漁が今月8日に解禁されました。 しかし、この2週間余りの地元での水揚げ量は5トンほどと去年の10分の1程度にとどまって、統計を取り始めた平成9年以降、最も少なくなる一方で、イワシが大量に水揚げされています。 25日朝、釧路港に戻ったサンマの小型船からの水揚げもイワシがおよそ20トンだったのに対してサンマは1トンほどにとどまりました。 釧路水産試験場によりますと、サンマ漁が不振な一方でイワシが大量に水揚げされる要因として、北海道東部から三陸沖にかけての先月下旬の海水温が例年より2度から3度高く、イワシが好む水温だったことが挙げられるとしています。 イワシはサ