釜石市に建築費寄付 新日鉄関連の米企業釜石市と、新日鉄住金の炭調達先である米国・エックスコール社（アーニー・スレーシャー社長）の寄付に関する調印式は２０日、釜石市役所で行われた。同市甲子（かっし）町の市陸上競技場クラブハウスなどの建築費１億５９５０万円を同社が寄付。市はミーティングルームやラウンジなどを設け、地域住民のスポーツ活動やコミュニティーの拠点を目指す。今月着工し、来年３月の完成予定。 エックスコール社は昨年７月、同市で有名シェフによる炊き出しなどの支援活動を実施。スレーシャー社長は「釜石の復興のために共に力を合わせていきたい。継続的にサポートできればと思っている」と述べた。 クラブハウスは鉄骨２階建てで延べ床面積約５００平方メートル。ラグビー発祥の地である英国様式を取り入れ、伝統と現代文化の調和をモチーフに計画した。 【写真＝覚書を手にする（左から）中西毅社長、野田武則市長、アーニー・スレーシャー社長】
