休暇先で仕事をする「ワーケーション知事室」を初めて行った斎藤元彦知事。地元の食材で昼食を取り、住民らと触れ合った=昨年12月、兵庫県多可町 昨夏の兵庫県知事選で、自民党と日本維新の会の支援を受け、初当選した元総務官僚の斎藤元彦知事(44)が1日、就任から半年を迎えた。20年ぶりのトップ交代で「県政の刷新」を訴え、副知事出身者が知事に就く長年の系譜に終止符を打った斎藤氏。若い発想や発信力、リーダーシップ…。さまざまな期待を受けて走りだした新県政の実態を探った。(紺野大樹、大島光貴、金 旻革) 【図】井戸県政は半数が評価、半数が「引き継がないほうがよい」 先月19日。兵庫と大阪、京都の3府県知事がオンライン会議を開いた。新型コロナウイルスの第6波を受けて、まん延防止等重点措置の要請をそろって決めるとみられたが、肩すかしに終わった。 会議後、会見した斎藤氏は、要請のタイミングを問われたが、明確な