大阪クラシックのオープニング公演を指揮した大阪フィルハーモニーの大植英次さん =2日、大阪市北区の中央公会堂(志儀駒貴撮影) 大阪・御堂筋と中之島の街角でクラシック音楽の公演を行うイベント「大阪クラシック」が2日、始まった。大阪市中央公会堂(同市北区)で開かれたオープニングコンサートには橋下徹大阪市長も駆け付け「クラシック音楽も大阪を発展させるための貴重なツール」と、集まった音楽家や音楽愛好家に訴えかけた。 「大阪クラシック」は大阪フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者、大植英次さんが提唱し、大フィルと大阪市の共催で平成18年から始めたイベントで、今年7回目を迎えた。これまで出演は大フィル中心だったが「文化行政は平等にチャンスを与える」という橋下改革を受け、今年からは関西フィルハーモニー管弦楽団など他の在阪オーケストラにも参加を求め、より多くの音楽家で作る音楽イベントとして開催された。 中央
数ヶ月前の他所様のエントリをダシにしてちょっと語ってみようかと思う。僕は最近、学問・芸術・美味にせよ、レヴェルが高いものそのものに興味があるように思え、一人でその探求をするのが自分の人生だ、と思いつつありました。そのような時に、スローターダイクを読み、基本的にそれでよいと確認したのでした。しかし、問題は山積です。大衆化は止められない時流であるのはスローターダイクも指摘しており、そこで高尚なものを賞賛することは、大衆から鼻持ちならないと憎悪される対象になるということです。これは、実際には金を稼ぎつつ職場では鼻持ちならない人間であることを隠し、プライベートでは他人とのかかわりを避け、その中で探求を続けるしかないと思います。また、結局は学問・芸術・美味も大衆社会の中に存在するものなので、それらに対する大衆の直接攻撃に対してはどうするのかという問題があります。まずは自分がそのレヴェルの高さを熟知し
大阪市の橋下徹市長の文楽批判が止まらない。27日には「人形劇なのに(人形遣いの)顔が見えるのは腑に落ちない」、前日には人気作「曾根崎心中」を批判するなど、わずか観劇2回で、文楽の様式や作品内容にまで発言がエスカレート。文楽には、人形遣い個人の魅力を楽しむため江戸時代から顔をみせるようになった歴史がある。観客動員の努力不足などを指摘する橋下市長の発言に一定の理解を示す文楽関係者らも「勉強不足では」と不信感を募らせている。(亀岡典子) 橋下市長が国立文楽劇場(大阪市)で文楽を鑑賞したのは26日夜。その後、竹本源大夫さん(80)ら人間国宝の楽屋を表敬訪問した後の記者会見で、「『曾根崎心中』の脚本は昭和30年に作られたそうだが、ラストシーンがあっさりしすぎ。ファン獲得のために演出を考え直すべきだ」と批判。記者の「文楽のほとんどが江戸時代に作られた。それでも見直しが必要ですか」との質問に、橋下市長は
文楽協会への補助金凍結を表明している大阪市の橋下徹市長は26日夜、国立文楽劇場(大阪市中央区)で文楽の古典「曽根崎心中」(近松門左衛門作)を鑑賞した。橋下市長は鑑賞後、記者団に「古典として守るべき芸だということは分かったが、新規のファンを広げるためには台本が古すぎる」と苦言を呈し、演出方法を現代風にアレンジするなどの工夫を求めた。 橋下市長は大阪府知事だった09年に初めて鑑賞した際、「二度と見にいかない」と酷評した。この日は、「もう一度古典を見たい」と鑑賞した。 市は今年度の補正予算案で、文楽協会への補助金を昨年度比25%減の3900万円計上。橋下市長は技芸員(演者)が公開での面談に応じなければ補助金を支出しないとの考えを表明し、非公開での面談を求める協会側とのすれ違いが続いていた。この日は、鑑賞後に技芸員の楽屋も訪れ、非公開で懇談。公開での面談を改めて要望したという。【津久井達】
演劇、ダンスなどパフォーミングアーツを中心にフリーランスでライター、編集者をしている高橋彩子の備忘録的ブログです。 今、文楽が、本拠地である大阪市で、揺れに揺れていることはご存知でしょうか? 文楽は大阪で育まれた歴史をもっていますが、実際には大阪行政の直属機関でも持ち物でもありません。 ただ、補助金を国のほか、大阪からもらっています。 ちょっとそのことを走り書きですが書こうと思います。きちんとした論考ではありませんので、あしからず。 ※私は文楽の関係者ではありません。ほとんどは自身が観客として見聞きしてきたこと、 あとはライターとして手順を踏んで調べたことを書いています。 なお、短いですが、先月、私が書いた『アエラ』の記事もお読みいただけたら嬉しいです。 ■文楽を巡る橋下市長の追及 そもそも、文楽公演を支えるのは(1)「文楽協会」、(2)「技芸員」、(3)「日本芸術文化振興会」です。 (1
この半年ほど、文楽協会と橋下徹大阪市長の間のやりとりをなんとなく観察していたのだが、事態は、どうやら、最終局面に到達しつつある。 違法ダウンロード刑罰化法案について、私が当欄に原稿を書いたのは、手遅れになってしまった後のことだった。この点について、私は、ちょっと後悔している。もう少し早い段階で、何かできることがあったのではなかろうか、と、そう思うと残念でならない。 なので、文楽については、状況が流動的なうちに、思うところを文章にしておきたい。 役に立つかどうかは分からないが、コラムの連載枠を与えられている人間は、せめて、人々に考える機会を提供するべく、できる限りの努力を払わねばならないはずだからだ。 橋下市長は、補助金をカットする決意をすでに固めているように見える。 報道によれば、文楽協会とその技芸員が、市長への非公開の面会を求める方針を固めたことについて、橋下市長は、以下のように反応して
【職員の入れ墨「即ダメではない」と仙台市長】 仙台市の奥山恵美子市長は16日、定例の記者会見で職員の入れ墨を認めるかどうかについて、「即ダメと言うことではないと思う」と語り、入れ墨をしている職員の分限免職を検討する大阪市の橋下徹市長とは一線を画す姿勢を示した。 引用元:http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news/1337214911/ 職員の入れ墨「即ダメではない」と仙台市長 仙台市の奥山恵美子市長は16日、定例の記者会見で職員の入れ墨を認めるかどうかについて、「即ダメと言うことではないと思う」と語り、入れ墨をしている職員の分限免職を検討する大阪市の橋下徹市長とは一線を画す姿勢を示した。 大阪市では、環境局の職員約50人が入れ墨をしていることが判明し、橋下市長は教職員を除く全職員を対象に調査したところ、110人が「入れ墨をしている」と回答した。
大阪市の橋下徹市長は5日、市が同日発表した施策・事業の見直し試案で「2013年度に廃止」とされた市音楽団の音楽士36人の処遇について「単純に事務職に配置転換するのは、これからの時代、通用しない。仕事がないなら、分限(免職)だ」と述べた。 市改革プロジェクトチームの試案では、音楽団を「行政としては不要」としつつ、市が正職員として採用してきたことから、「配置転換先を検討」としていたが、橋下市長は「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」と述べ、配置転換を認めない意向を示した。 市音楽団は1923年に発足。国内唯一の自治体直営の吹奏楽団で、市公式行事での演奏や有料公演などを行っている。市は公演収入などを差し引いた運営経費や人件費として年約4億3000万円(2010年度)を負担している。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20111204/1323005896に対して、 shigeto2006 「日本のルイ・ボナパルト」というか、反知性主義に基づく文化破壊という点では「日本の毛沢東」といっていい。私も、橋下徹には出自および品性下劣という弱点があるので、国政に転身できるかは疑問に思っている。 2011/12/05 http://b.hatena.ne.jp/shigeto2006/20111205#bookmark-70568433 まあ政治家や思想家としての毛沢東は否定されても書道家や詩人としての毛沢東は否定され得ないので、これははっきりいって、毛沢東に失礼です。 「品性下劣」ということでは、橋下徹と同等かそれ以上の人も「国政」に進出しています。例えば我が千葉県の浜田幸一*1とか。 それから橋下の「出自」については云々したくないとは思っています。
大阪市の近代美術館をやめるという話が持ち上がってるけど、面白いね。大阪市在住の美術作家はどうするのかな。もうさ、いっそのこと大阪府や市の美術行事からは一切手を引くってのはどうだい。作家も学芸員もギャラリストも評論家も一斉スト。例の市長が助成金出さないといってる、文楽関係者やオーケストラもストをしたら良い。大体さ、文楽なんて落語を除けば、大阪が持ってる唯一の古典的文化資産だろ。歌舞伎は東京に行っちゃったし。どうすんの? 文楽もみすみす東京に渡すか? 文化に税金は入れない、つまりは公のものとして認めないって言ってる首長の治める街なんだから、文化的な仕事に携わってると思う人は、いったん全員大阪から出て、文化を一日根絶やしにするくらいのことをした方が良いだろうね。大阪で文化に関わる人たちは一斉休業。物書き、編集者、出版社。電博以下の広告関係者すべて、カメラマン、デザイナー、コピーライター。ファッシ
「400万も貰えれば上等」と言い出す人もいそうですけど…。 知り合いに、「プロ」のジャズマンがいるのですが、楽器やそれらのメンテナンス・消耗品などは個人の持ち出しです。おそらく、オーケストラもそうでしょう。 私自身も楽器が趣味なので解るのですが、楽器なんてほとんど「財産」ですから。仕事になる「音」を維持し続けるためにどれだけお金がかかるか…。 その他に、練習場所の確保(バンド練習意外で、個人練習も必要、スタジオの確保や自宅の防音、練習によっては録音が必要な場合もありその機材の確保など、楽器を弾く事自体にお金がかかる)ステージに立つための衣装など、相当、持ち出しが多いはずです。 そう考えると、オーケストラをやっているほとんど方々が、かなり苦労されていると思われます。 知恵袋にもある通り、音楽をやっているほとんどの人が、「兼業」です。 もちろん、本番や練習のために時間の制約もあるわけで、「兼業
この記事については、いくつものブログが意見を表明していて、今更感があるんだけれど、やはり言及せざるを得ない。 お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 知事時代、「文化は行政が育てるものではない」と公言してきた橋下徹・前大阪府知事が19日に大阪市長に就任するのを前に、市内の音楽や芸能関連の団体が戦々恐々としている。 橋下知事当時、府が出していた補助金を全額カットされた大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)や、「観賞したが、2度は見ない」と酷評された文楽団体などは、市から多額の補助金を受けているためだ。 「補助金がなくなると、本当に大変なんです」 大フィルの佐々木楠雄・常務理事は11月30日、市の担当者に電話で、楽団の厳しい台所事情を訴えた。 指揮者の朝比奈隆さんが創設に関わった大フィルに対しては、市が「市の文化振興に不可欠」(平松邦夫市長)として補助金1億1000万円を支出
承前*1 大阪府・大阪市の簒奪に成功した橋下徹だが、留意しなければいけないのは、みんなの党だけでなく、亀井静香も小沢一郎も、さらには石原慎太郎までが橋下に擦り寄っているということだろう。あれだけ「既成政党」を敵視していたにも拘わらず。或る人曰く、 一部の人たちの危惧に私も共鳴する。ある点で自民党内異端だった小泉よりホンモノ度が高いからだ。彼は何者でもない。まだどこにも所属していない。これから何かになろうとしているのだ。ああこわい。 http://d.hatena.ne.jp/nessko/20111128/p1 日本のルイ・ボナパルト? 現象としての橋下徹を理解するためにはマルクスの『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』を読まなければならないのか(汗)*2。ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日 (岩波文庫 白 124-7) 作者: マルクス,伊藤新一,北条元一出版社/メーカー: 岩波書店
知事時代、「文化は行政が育てるものではない」と公言してきた橋下徹・前大阪府知事が19日に大阪市長に就任するのを前に、市内の音楽や芸能関連の団体が戦々恐々としている。 橋下知事当時、府が出していた補助金を全額カットされた大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)や、「観賞したが、2度は見ない」と酷評された文楽団体などは、市から多額の補助金を受けているためだ。 「補助金がなくなると、本当に大変なんです」 大フィルの佐々木楠雄・常務理事は11月30日、市の担当者に電話で、楽団の厳しい台所事情を訴えた。 指揮者の朝比奈隆さんが創設に関わった大フィルに対しては、市が「市の文化振興に不可欠」(平松邦夫市長)として補助金1億1000万円を支出。年約10億円の運営費の一部に充てられてきた。 だが、橋下氏は知事時代、「行政や財界はインテリぶってオーケストラ(が大事)とか言いますが、大阪はお笑いの方が根付いてい
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