自分たちがマスターベーションに使ってきたポルノを指して、この様式の絵は少女マンガに由来するのでポルノではないし、なんなら芸術史的な正統性すら有する高級芸術であるという無茶な主張をする行為が少女文化の収奪でなかったら一体なんなんだろう。なかなかアクロバティックな思想だなあ。
自分たちがマスターベーションに使ってきたポルノを指して、この様式の絵は少女マンガに由来するのでポルノではないし、なんなら芸術史的な正統性すら有する高級芸術であるという無茶な主張をする行為が少女文化の収奪でなかったら一体なんなんだろう。なかなかアクロバティックな思想だなあ。
大英博物館で開催された「マンガ展」。会場には多くのマンガ通が押し寄せていたが、彼らがうなるほどの、素晴らしい展示だったと思う。この展示会を企画したのは、ニコル・クーリジ・ルーマニエールさん。ニコルさんは、セインズベリー日本藝術研究所の所長も務める、日本文化のエキスパートだ。 【マンガ展の現地レポートはこちら】 英国で再確認した「日本のマンガ」の多様性ーー 感動に震えた大英博物館「マンガ展」現地レポ 本記事ではマンガ展の展示を十分に楽しんだうえで、ニコルさんに展示のコンセプトから海外における日本マンガの評価を伺った。話はマンガにおけるジェンダーの話にまで展開。ニコルさんのグローバルな視点だからこそ浮き彫りになるギャップを楽しんでもらいたい。 世界的な認知も高まる日本の「エロ」ーーマンガ展を拝見して、展示作品の多さと幅広さに驚きました。 「展示する作品を選ぶのが、とにかく大変でした。本当ならぜ
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