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ブックマーク / sessai.cocolog-nifty.com (6)

  • 大阪維新「船中八策」の「馬脚」 - 雪斎の随想録

    ■ 大阪維新の会の「政策綱領」が世に出た。 これを「船中八策」と呼び習わしたのは、率直に愚昧、軽薄の沙汰であろう。 雪斎は、坂龍馬に自分を仮託しようという政治家を信用しないことにしているので、これが橋下徹大阪市長の意向での命名でならば、その時点で橋下市長に対する評価は「暴落」である。龍馬は、「設計図は書いたかもしれないが、実際の建築には携わらなかった」人物である。「体制を考えた人々」と「体制を作った人々」の間には、途方もない開きがある。 橋下市長の「失速」は、意外と早かったようである。こういう政策綱領を出してくること自体、彼らが、きちんした政策吟味をしていないことを暴露している。 ◇ 統一性の薄い全体像 「船中八策」は、「それを、どのように実現するか」という考慮が、まったく働いていない文書である。首相公選制度の導入には、憲法改正の手続きが要る。先に、参議院廃止と打ち上げてしまった後で、参

    大阪維新「船中八策」の「馬脚」 - 雪斎の随想録
    usi4444
    usi4444 2012/02/16
    馬がどんなものかよく知らない人々は馬脚を見せられても、それがおかしいとは気が付かない。
  • 菅直人の「大博打」 - 雪斎の随想録

    ■ 雪斎はATG系の映画が好きである。 そのATG系映画に『人魚伝説』というのがある。 劇中、圧巻の場面は、旦那を殺されたヒロインの海女が、原発竣工祝賀会場に乗り込んで、原発関係者や招待客を手当たり次第に刺し殺していくところである。どうにも凄まじいシーンが続くけれども、ヒロインを演じた白都真理が綺麗な女優だったので、こういう殺戮シーンですらも、妙な「快感」を覚えさせるところがあった。東映系ヴァイオレンスの世界と日活ロマン・ポルノ系「濡れ場」の世界に、山薩夫監督が手掛けたような往時の「社会派」映画のようなテイストをまぶしたようなものである。率直に「無茶苦茶で濃厚な」映画でるけれども、それは、「バブル」以前の日の「熱」をヴィヴィッドに感じることのできる作品である。 ただし、この映画を雪斎が思い出したのは、この映画の背景が「原子力発電所」だったということである。 1984年頃でも、「原発誘致

    菅直人の「大博打」 - 雪斎の随想録
    usi4444
    usi4444 2011/05/07
    [id:PuHa] 加熱用の肉で作ったユッケを安定提供することを現実主義とは言わない。
  • 「脱・原発」…というわけにはいくまい。 - 雪斎の随想録

    ■ 昨日、東京・築地の朝日新聞社に出向いた。 東京都下、節電励行目的で様々なものが休止している。 朝日新聞に隣接する都営地下鉄大江戸線築地市場駅の地上行きエスカレーターは、全部、止まっていた。 「おいおい、どうやって地上に出ようか…」と一瞬、迷った。 駅員の「人力」を借りて階段を上るかと思ったが、エレベーターが一基だけ稼働していたので、それを使って事なきを得た。 若い時、六木駅のエレベーターが一時的に故障し、ビル七階分を階段で降りなければならなくなったことがある。 その時、手を貸してくれたのは、陸上自衛隊のレンジャー部隊の「教官殿l」だった。 雪斎に手を貸すのは、「戦場」よりも怖かったかもしれない。 今は、もはや、そういうことはできまい。 雪斎は、原発推進論者である。 正確にいえば、「安定して電気を供給してくれるのであれば、原発であろうが何であろうが…」という立場である。今のところ、「

    「脱・原発」…というわけにはいくまい。 - 雪斎の随想録
    usi4444
    usi4444 2011/04/09
    「「脱・アスベスト」…というわけにはいくまい。」というわけにはいくまい。
  • 前原誠司の辞任 - 雪斎の随想録

    ■ 前原誠司外務大臣が辞任である。 誠に残念な結果である。 だが、余り長引かせずに身を引いたのは、彼にとっては、よい結果に結びつこう。 ここは、一層のこと、議員バッジを外すくらいのことまで徹底させれば、「禊ぎ」を充分に行ったことになろう。 もっとも、「禊ぎ」が済んだ頃に、民主党が政権を維持できているのかは、定かではない。 政治資金規正法上、外国人からの資金提供が禁止されているのは、「外国人の影響力」が国政に反映される事態を排除するためである。現行刑法上、最たる重罪はl、外患誘致罪である。近代主権国家の建前は、その意志決定に際して、他国からの影響を排除するということである。国内の「反社会勢力」からカネを受け取るということ以上に、外国人からカネを受け取ることのほうが重大である。 前原大臣の場合、件の焼肉店店主に、「カネは受け取れないけれども、気持ちは有り難く受け取っておくよ」と一言を掛けていれ

    前原誠司の辞任 - 雪斎の随想録
    usi4444
    usi4444 2011/03/07
    在日の焼肉屋のおばちゃんと外国のエージェントを同視するような偏見が多くの人間を苦しめてきたんだよ、頭でっかちさん。/そこまで言うならはるかに影響力の大きい外国資本政治献金規制緩和に反対したんだろうな?
  • 対中ネガティブ・イメージの拡散 - 雪斎の随想録

    ■ 尖閣に関して、中国が南沙諸島・西沙諸島でも騒動を引き起こしている「問題児」である実態が頻繁に伝えられているのは、結構なことである。しかも、それが、「欲深な中国」というイメージの拡散と重なり合っているのだから、中国の被るダメージは、かなりのものになるであろう。 何分、日人の価値意識からは、「欲深い」というのは、最も嫌われる性向である。 『花咲か爺』『舌切り雀』『鶴の恩返し』『金の斧 銀の斧』・…。 日の昔話で戒められているのは、この「欲深い」という性向なのである。 一旦、ついたネガティブ・イメージの払拭は難しい。 「ソフト・パワー」軽視の帰結であろう、 ところで、前のエントリーで、検察審査会のことを書いたら、早速、動きがあったようである。 □ 【尖閣衝突事件】検審に審査申し立て 福岡県内の男性 産経新聞   2010.9.27 19:35 27日、故郷に戻り歓迎を受ける中国船船長(中

    対中ネガティブ・イメージの拡散 - 雪斎の随想録
    usi4444
    usi4444 2010/09/29
    この人でさえ冷静さを失っているなあ。中国に折れて貰う事でなく、中国に勝利することだけに血眼。勝ってどうなるの?
  • 「社会主義プロジェ」の亡霊 - 雪斎の随想録

    ■ 1980年代初頭、フランソワ・ミッテラン時代のフランス社会党政権が断行しようとした政策パッケージに、「社会主義プロジェ」というのがある。 どういう中身の政策か。 大体、下のごとくである。 1 主要基幹企業、金融機関の国有化 2 富裕層への課税強化、 3 低所得層への所得穂展 4 雇用対策 5 財政の膨張を伴う大型予算 ただし、この「社会主義プロジェ」は無残な失敗に帰した。株価低迷と景気失速、インフレーション加速、失業率上昇という結果に相成った。 雪斎が読んだ限り、、「社会主義プロジェ」に関して最も詳細な説明をしているのが、吉田徹著『ミッテラン社会党の転換』(法政大学出版会、2008年)である。これは、面白き書である。 この書によれば、1980年代、マーガレット・サッチャーやロナルド・レーガンらの「新自由主義」路線の展開は、この「社会主義プロジェ」の失敗によって、劇的に促された。今に至る

    「社会主義プロジェ」の亡霊 - 雪斎の随想録
    usi4444
    usi4444 2010/06/10
    小沢一郎は訪英してサッチャリズムにボロボロにされた地域社会ついて見聞きしたのち、「国民の生活が第一」路線に転向。
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