大阪城公園の隣に広がる「難波宮跡公園」の整備を検討している大阪市は、公園内にグランピング施設を設ける方向で調整していることが29日までにわかりました。 大阪市中央区の難波宮跡公園は、約1400年前に都が置かれていた宮殿の跡で、7.8ヘクタールに及ぶ広場は市民の憩いの場となっています。 市は2025年の大阪・関西万博に合わせる形で、このエリアの整備を検討してきましたが、関係者によりますと市は設備の整った環境でキャンプを楽しめる「グランピング」の施設を設置する方向で調整していることがわかりました。 地下にある遺跡を傷つける大規模な工事を伴わないことや、都心にもかかわらず自然を感じられることなどから、グランピングに適していると判断したということです。市は早ければ来年度の事業開始を目指し、運営事業者の選定を進めています。