寒くて人を寄せつけない宇宙空間を漂っている存在についても、「光陰矢の如し」は当てはまるだろうか。SpaceXが初めて強力な新型ロケット「Falcon Heavy」を試験発射してから、5年が経過した。2018年2月6日の打ち上げでは、SpaceXの創業者Elon Musk氏が所有する「Tesla Roadster」も積まれ、宇宙へ飛び立った。そして、あの車はまだ宇宙をドライブしている。 では現在、Roadsterの正確な位置は分かるのだろうか。それを教えてくれる便利なウェブサイトがある。 「Whereisroadster.com」は2018年から運営されており、宇宙を旅する車を追跡している。サイトを開設したBen Pearson氏は、Roadsterが宇宙で5周年を迎えるにあたり、「打ち上げ以来火星の軌道をまたぐのは4回目」になるとツイートした。
30年ぶりに新型の国産大型ロケットが誕生しようとしています。それに合わせて種子島宇宙センターのロケット運搬用車両も新型のモノに。開発した鉄道車両メーカーの日本車輌製造に、いろいろ聞いてきました。 鉄道車両メーカーが作る超大型特殊車両 「3、2、1、0!」「リフトオフ!」カウントダウンの声と共に、光と轟音をまとって空に昇っていくロケットは、とても迫力があります。日本では2021年度中の打ち上げ開始を目指して、現在、30年ぶりとなる新たな大型液体ロケット「H3」の開発が進められていますが、実はこの新型ロケットに、新幹線車体でトップシェアを誇る老舗鉄道車両メーカー、日本車輌製造が大きく関係しています。 拡大画像 日本車輌製造製のH3ロケット用移動発射台運搬台車(金木利憲撮影)。 日本車輌製造は、一般的には鉄道車両のイメージが大きいかもしれませんが、他にもプラント用の移動機械や橋梁、鉄骨、タンクロ
クローラー・トランスポーター クローラー・トランスポーター (Crawler-transporter) は、スペースシャトル組立棟からクローラーウェイを通ってケネディ宇宙センター第39発射施設まで宇宙機を運ぶために用いられる装軌式の輸送機である。もともとは、アポロ計画、スカイラブ計画、アポロ・ソユーズテスト計画の時代に、サターンIBやサターンVを輸送するために用いられていた。その後、1981年から2011年まではスペースシャトルの輸送に使われた。クローラー・トランスポーターは、移動式発射プラットフォーム(英語版)を載せて輸送を行い、スペースシャトルが宇宙から戻ってきた後は、再びスペースシャトル組立棟に機体を戻す[1]。 2機のクローラー・トランスポーターは、ロックウェル・インターナショナルの製造した部品を用いてマリオン・パワーショベルが設計・製造し、費用は1台当たり各1,400万ドルであっ
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