前のページでは、幾何公差の基本について解説しました。こちらのページでは、全部で15種類ある記号について詳しく解説をいたします。幾何公差は、「形状」,「姿勢」,「位置」,「振れ」の4種類に対して全部で15種類の記号が存在します。 真直度 JISでは、「直線形体の幾何学的に正しい直線からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 真直度は 真っ直ぐさ を指定するものです。平面ではなく直線に適用されます。従って、長尺物などの反りの許容などに利用されます。 平面度 JISでは、「平面形体の幾何学的に正しい平面からの狂いの大きさ」と定義されています。 翻訳すると・・・ 平面といっても厳密には凸凹しています。 平面度は、最も出っ張った部分 と 最もへこんだ部分 が、上下に離れた2つの平面の間に挟まれた一定の距離になければなりません。 平面度の測定の様子 真円度 JISでは、「円形形体の幾何