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ブックマーク / fxmc.hatenadiary.org (9)

  • ハーレム系作品史1996 サクラ大戦/語られない90年代 (2) 承前 - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    このエントリは、『ハーレム系作品史1996 サクラ大戦/語られない90年代 (1)』の続きです。 まずはそちらからお読みください。 プロデューサー(ゲームマスター):広井王子 現代オタク論の基文献として、私が真っ先に思い浮かべるのは大塚英志の『物語消費論』と『キャラクター小説の作り方』です。岡田斗司夫や唐沢俊一など古参オタク歴史史料としては重要ですが、情報を集めること自体が目的になってしまう第一世代オタクの視点では「現代」は読み解けない。集めた情報に対して、独自の解釈・考察を加え、さらに再構成まで行う、いまの消費者の有り様を格的に論じたのは大塚が嚆矢。 大塚の初期の物語論をまとめた『定・物語消費論』の中で、最も多く触れられている80年代の「作品」は、『ガンダム』や『キャプテン翼』ではなく、なんと「ビックリマンチョコ」。最近またコンビニで見かけるようになった、例のシール付ウェハー

    ハーレム系作品史1996 サクラ大戦/語られない90年代 (2) 承前 - とくめー雑記(ハーレム万歳)
  • ハーレム系作品史1996 サクラ大戦/語られない90年代 (1) - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    2010年です。ゼロ年代が終わりました。やったーっ!! にも関わらず、とくめーはいまだ90年代に引っかかってます。90年代のオタク文化に関しては、「ちゃんと語られていないこと」「忘れられてしまっていること」があまりに多いんですよ。ハガレン以前の少年ガンガンについてもそうですし、そのガンガン作品やランスシリーズ、スレイヤーズなどのラノベといった“90年代RPGパロディブーム”などについても、ゼロ年代FTパロ(ゼロ魔・ネ実組)と合わせて、いつかちゃんと語りたいところです。 ゼロ年代の十年間で、80年代サブカル文化に関する記録や研究がいろいろ出てるんで、90年代については10年代の十年間で回顧されると思うのですが、「90年代はエヴァとセカイ系の時代だった」みたいな語られ方はいい加減勘弁してほしいものです。 近年のオタク文化エヴァを起点に語るとき、エヴァ以前――90年代前半のことは視点から抜け落

    ハーレム系作品史1996 サクラ大戦/語られない90年代 (1) - とくめー雑記(ハーレム万歳)
  • 碇シンジでは夜神月は止められない。だが―― - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    21日付エントリで、私は、90年代的「萌えオタのルール」「セカイ系のルール」と00年代的「中二病のルール」を、図表化して対比してみました。 どういう「意味」を持つのか整理できてない、と21日には書いたけれど、こうやって図にしてみると、多少いろいろなものが見えてきます。それをちょろっと書いてみましょう。 『ゼロ年代の想像力』のテーマに対する、とくめーの回答みたいなエントリになってしまいました。 90年代的なものとゼロ年代的なものを比較する(09,06/22版) 90年代的作品の傾向 ゼロ年代的作品の傾向 ムーヴメント 90年代葉鍵系ブーム 90年代セカイ系ブーム 00年代異能バトル系諸作品 原風景 能天気な80年代 バカ騒ぎのバブル バカ騒ぎのバブル 暗い90年代 暗い90年代 空虚な00年代 ベースとなった文化 サンデー・少女漫画 アニメ・ブンガク ジャンプ・新格 ファンの世代 オタク

    碇シンジでは夜神月は止められない。だが―― - とくめー雑記(ハーレム万歳)
  • オタクの本当の危機 - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    近年のライトノベルってかオタク文化全体の状況として、当にヤバいのはコンテンツの消費速度の加速だと思うのですよ。 ゴジラは50年保つコンテンツだったわけじゃないですか。ウルトラマンやライダーもこのままいけば50年くらいもちますよね。ガンダムは既に30年オタクの共通認識であり続けてる。 そういう神話世界の人たちを挙げなくても、第三世代オタクの一部はエヴァで10年以上遊んでいます。Kanonが今年で10年ですか。あかほりが関わったものでいえば、サクラ大戦が「10年戦えるコンテンツ」ですな。 ……いまの作品に、それだけの力があるのがいくつあるかな。あるいは、今の世代のオタク、第四世代の人たちが、一つの作品の記憶を10年も大事に抱えていられるかな。萌えキャラは量産されてますが、10年はちと厳しいにしても、5年付き合える娘さんはどんだけいます? 10年どころか、1年、半年で(つまりコミケごとに)、業

    オタクの本当の危機 - とくめー雑記(ハーレム万歳)
    cubed-l
    cubed-l 2009/05/17
    本当に継続してるのかねぇ?
  • ライトノベル論壇杯 - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    ライトノベルサイト杯とやらの新しい結果が出たということを、以前の記事へのトラバの通知で知った。 ご新規様部門は、まず、トップがロミオ(笑。2位がなんかラノベサイトをネタにしたとかいう『俺の妹が(ry』で4位が『ラノベ部』で6位が『ばけらの』と内輪受け。 既存はライトノベル論壇の方々がモーレツプッシュしてる(らしい。よく知らない)『ピアノソナタ』と『文学少女』の一位二位。 まあ、そんなもんでしょう。ライトノベルサイト杯ってのは、つまるところ【ライトノベル論壇杯】なわけで。彼らはもともと中二病と内輪受けじみたネタが好きな人たちの集まりで、大手サイトの影響力がそれを加速したというだけのこと。 私のように「論壇外」のサイト主や、サイト持ちでない一般読者、さらにラノベ原作アニメだけ見てる人たちなんてのはまったく参加してない、論壇の方々による論壇のための賞で、これを一般化することは論壇の方々が主催して

    ライトノベル論壇杯 - とくめー雑記(ハーレム万歳)
  • 上下分離なんて今に始まったことじゃない - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    ラノベ論でたくさんブックマークが集まってるエントリをたまたま見かける。 ライトノベルが衰退するかはわからないが変化はしている、エロい方向に http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20080907/1220761563 要約:近年のライトノベルは「萌え」「エロ」路線に傾いてるが、ライトノベル文壇はその方向性を支持していない。 そんなに注目されるほどのことでしょうか。当たり前のことじゃないですか。 私は、近年(電撃台頭以降)のライトノベルの主要な要素は「萌え」「ネタ」「中二病」であると考えています。 そしてライトノベルサイト杯だとかライトノベルアワードとかに投票しちゃうようなライトノベルオタクって、実は「萌えオタ」は少なくて、“ネタ”まみれなの(古橋……)とか、“中二病”っぽいの(そもそも上遠野が……)の方が好かれていると思うんです。 もちろん一般読者(中高生やヌル

    上下分離なんて今に始まったことじゃない - とくめー雑記(ハーレム万歳)
  • (B-1)ラノベレビューをはじめる前に - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    年始から「書評ギョーカイ」では、なんかラノベだか漫画だかの編集者が褒めてほしいとか叩くのは迷惑だとか甘ったれたことを言うて、アマチュアのネット書評は有益か、叩きは許されるのかとかいういつもの話題が繰り返されておるわけです。 当たり前のことを確認しましょう。 受け手と作り手の利害って、究極的には一致しません。企業と労働者、政府と国民、企業と顧客、なんでもそうですが、「パイが大きくなる」イベントからはともに利益を受けるけれど、お金のやりとり自体は「ゼロサムゲーム」です。 ともにジャンルの発展・良作の充実を目指す点では同志ではあっても、作品が市場に出てしまえば真剣勝負なのです。そこに馴れ合いはいりません。 売り手は駄作でもなんでも売れば(金銭的には)得するけど、客はハズレを引けば幾ばくかの金と時間とハッピーを確実に失うのです。作家や編集者が迷惑しようが、読者同士は趣味の合わない作品や駄作を回避し

    (B-1)ラノベレビューをはじめる前に - とくめー雑記(ハーレム万歳)
  •  (A-3)SF業界☆めった斬り! - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    「なんでいまさらになってこんなことを語ったのか」といえば、単純に書店で大森望の帯にむかついたからです。そ、感情論感情論。そして、反応が強かったから、そこに到る経緯を説明するべきだと思いました。いや、ホントそれだけの理由なんですよ。 たしかにいまさらだとは思います。というか、故・SF氏のご存命中に、誰かが言うべきだった話で。 遡って考えてみれば、言った人はいました。そしてそれを確かに私は見ているんです。 ちょうど2000年頃の話でした。 資料3のような方向性から語り始めたのが、瀬名秀明(資料5)で、 資料4のような方向性から語り始めたのが、梅原克文(資料6)です(*1)。 そこに示されている問題点は、概ね資料3と資料4のモノの延長に過ぎません。 『(クズSF論争に関して…*2)ここ10年、20年で読まなければいけないSFリストというのが掲載されていて、僕(瀬名氏)が読んでいたのはそのうち2割

     (A-3)SF業界☆めった斬り! - とくめー雑記(ハーレム万歳)
    cubed-l
    cubed-l 2007/03/07
    そんな偏屈にカテゴライズする意味が分からないな
  •  (A-1)娯楽の本道を間違えた人々 - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    私はライトノベルと架空戦記と怪獣特撮とロボットアニメのファンです。 といえば、私がSFというジャンルに対して思うところがあるのは想像がつくでしょう。 いずれもSFを主要な基礎のひとつとしながら、そのジャンルから独立し、娯楽性を高めることで成功したジャンルですから。 早川・創元の誰がみても文句なくSFと認めるであろう海外SFだけで50冊ぐらいは持っていますし、SF作品が嫌いとかいうわけでもないのですが、日国内のSFというジャンルの有り様は心底軽蔑しているんですよね。 SF考証がどうこうとかSFマインドがどうこうとか不思議な単語を持ち出して「ガンダムSF論争」とかでロボットアニメとかと決別したはずなのに、SFというジャンルが過去の遺物となってからは、そういう過去の清算もしないままに、星雲賞とかで売れた作品を無理矢理SFと決め付けてつまみいしてみたりする姿勢の卑しさを。放漫経営で会社を潰しか

     (A-1)娯楽の本道を間違えた人々 - とくめー雑記(ハーレム万歳)
    cubed-l
    cubed-l 2007/03/06
    ライトノベル至上主義?
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