中国でDRAMおよびNAND型フラッシュメーカーや複数のLSI設計会社を傘下に抱える国策半導体ハイテク投資グループである「清華紫光集団」(Tsinghua Uni Group:清華大学傘下の集団という意味)は、同グループが掲げる「ローカルに成長しグローバルに発展する戦略」を強化するため、元エルピーダメモリ社長の坂本幸雄氏を同集団の「高級副総裁」(中国語原文の表現、英語版はSenior Vice President)兼日本支社最高経営責任者(CEO)に任命したと2019年11月15日付けで発表した。 紫光集団の会長兼CEOであるZhao Weiguo氏は坂本氏の起用について「優秀な人材をリクルートすることは、紫光集団の急速で革新的な成長の鍵である。坂本氏の任命は、ローカルに成長しながらグローバルに拡大するという戦略の具現化であるだけでなく、間違いなくイノベーションの能力を高めることにもなる。