学問名には,acoustics, aesthetics, bionomics, conics, dynamics, economics, electronics, ethics, genetics, linguistics, mathematics, metaphysics, optics, phonetics, physics, politics, statics, statistics, tectonics のように接尾辞 -ics のつくものが圧倒的に多いが,-ic で終わる arithmetic, logic, magic, music, rhetoric のような例も少数ある.近年,dialectic(s), dogmatic(s), ethic(s), metaphysic(s), physic(s), static(s) など,従来の -ics に対して,ドイツ語やフランス語
Scott L. Montgomery (2013年5月刊行,The University of Chicago Press, Chicago, xiv+226 pp., ISBN:9780226535036 [hbk] / ISBN:9780226010045 [eBook] → 詳細目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2015 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 科学の「リンガ・フランカ」がもたらす光と影(2/3) ここまでのグローバル英語の現状分析に続いて,Chapter 3「English and Science: The Current Landscape」(pp. 68-101)では,科学において英語が占める地位とそれが果たした役割に議論の軸足が移る.まずはじめに,著者は近代科学におけるグローバル言語の推移をたどる.とく
結論からいうと、「生活上のニーズをほぼ等閑視したまま義務教育課程のメンバーになれたのは英語科だけ」という話です。ですから、この結論に違和感を感じない人は(そして興味を感じない人も)、以下を読む必要はとくにありません。 前口上 以前、『シノドス』で以下の記事を書きました。 「日本は英語化している」は本当か?――日本人の1割も英語を必要としていない / 寺沢拓敬 / 言語社会学 | SYNODOS -シノドス- 好意的なコメントも多数もらいましたが、批判的なコメントもけっこうもらいました。批判的なコメントで最も多かったもののひとつが、以下の様なタイプ。 「実生活で必要性がある人がごくわずかだ」なんて理由で必要性が否定できるなら、英語だけでなく学校の教科はみんな廃止になってしまう。 たとえば、はてなブックマークのページについているコメントには、そういう「批判」がちらほら見えます。 この手の「批判
昭和40年代、英語教育の「科学化」運動があって、英語教育学が誕生したというのは関係者にはそこそこ有名な話だと思う。この科学化・学問化運動の頃に書かれた論文を読んでいると、当然ながら「科学」というスローガンが連呼されている。私は学生の頃から、この科学の用法にずっと違和感があったが言語化できずにいた。 しかし、つい最近、疫学/エビデンスベースト医療関係の本を読む機会があって、この違和感の正体がなんとなくわかってきた。それは、政策科学と基礎科学が区別されず、両者の境界が曖昧なまま使用されている点である。この区別は、おそらく現在の英語教育学でもほとんどされていないと思う。以下、この違いを説明してみよう。 政策科学 vs. 基礎科学 政策科学・基礎科学の特徴を、英語教育を前提に整理してみたい。 政策科学系の英語教育学 英語教育政策の実行・評価のための科学。したがって、意思決定が最重要事項であり、メカ
これまで4回連続で紹介してきた、英語アカデミック・ライティングのおすすめテキスト、の続き。 英文ライティングここから始める必読テキスト4選 よりモダンでクリアな英作文テキスト3選 アカデミック・ライティングの決定版テキスト スタイルとフォーマットで学ぶアカデミック・ライティング 先日出版されたばかりの英文ライティング・テキスト “The Sense of Style” を購入した。著者はハーバード大学心理学部教授の Steven Pinker で、TEDトークにも何度も登場した人気の言語学者だ。そんな彼の新刊 “The Sense of Style” は、以下のように各紙で大きく取り上げられており、英語ライティングの分野でひさびさに登場した注目の一冊と言えよう。 Why Academics Stink at Writing by The Chronicle of Higher Educat
二つの頂点―『英文解釈教室』と『ビジュアル英文解釈』『予備校の英語―伊藤和夫という小宇宙―(入不/山口大学助教授・哲学) http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/879.html 投稿者 乃依 日時 2004 年 6 月 06 日 09:40:24:YTmYN2QYOSlOI http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~irifuji/hutatsunochouten.html 『現代英語教育』5月号・特集「伊藤和夫」の業績、所収 二つの頂点 ―『英文解釈教室』と『ビジュアル英文解釈』― 入不二基義 序 知性と暗闇 伊藤和夫先生が他界する一週間前、お茶の水・杏雲堂病院の一室で、「死について、今はどんなふうに考えていますか」という私の問いに、先生は「死は凝固だと思う」と語った。近づく死の足音に耳をかたむけている先生に対してこそ、死につい
Winner - The British Council ELTons 2015 - Innovation in Learner Resources Shortlisted: ESU HRH The Duke of Edinburgh English Language Book Awards 2014 The Oxford Learner's Dictionary of Academic English helps students learn the words and phrases used in academic writing, and how to use them in their own academic written work. With Oxford Academic iWriter on CD-ROM. The only learner's dictionary t
Introduction TUFS言語モジュールは,東京外国語大学大学院の21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」の研究成果を活かして開発した,新しいインターネット上の言語教材です。英語以外の言語教材は,主として大学生が初めて新しい外国語を学ぶための教材を想定しています。英語については,小学校での総合学習や中学校で初めて学ぶ外国語としての英語を念頭において開発しました。 2004年6月に「発音モジュール」が12言語で公開され,それに先立つ2003年12月には「会話モジュール」が17の全ての言語で公開されました。 続く2006年4月には,「文法モジュール」が10言語で公開され,「語彙モジュール」も2言語で公開中です。 これらの教材は,東京外国語大学の教員,大学院生および学外協力者を含む100名以上の協力によって開発されました。 詳しくは開発者一覧をご覧ください。 さらに
本稿は、日本英語教育史学会第29回大会 におけるシンポジウム「英語教育史研究のフロンティア ――研究方法論への提言」での拙発表の報告である。発表では、「英語教育史への社会学的アプローチ」と題し、歴史社会学の様々な方法論を紹介させて頂いたが、総花的になりすぎたせいか、消化不良になってしまった点は否めない。その反省にたち、本稿では、個別の方法論に立ち入ることは控え、英語教育史を社会学的に研究する意義・可能性を大きな枠組みとして提示したい。したがって、本稿の内容は、当日の発表内容と異なる部分もあることを申し添えておく。 1 歴史社会学とは何か ――実証史学との比較から 日本の英語教育史の研究者は、たとえ自覚していなかったとしても、歴史学の主流のアプローチである、いわゆる「実証史学」に依拠して研究を行っていると思われる。一方、歴史研究には、歴史社会学というアプローチも存在する。これと実証史学との境
英語を勉強する方法については諸説あって多士済々百家争鳴と言った様相を呈しています。 ざっと思いつく方法を挙げてみましょう。 長文暗記(シュリーマン、野口「「超」勉強法」、基礎英文問題精講、速読英単語など) 短文暗記(DUO、桐原英頻など) 単語カード/単語帳(試験に出る英単語、後述のTOEFL大戦略3800語など) 単語は覚えない。推測/多読 単語分解(由来・語根など) 英文和訳 英作文 シャドーイング ディクテーション それで、いろいろなひとがこのうちのどれかを取り上げて「これ!」というわけです。「あれはダメ!」とかも言ったりします。 ズバリ言いますけど、フツーは全部やりますよ。私自身、全部やりました。そしてどれもとても効果がありました。当然、試行錯誤しました。そして自分なりにアレンジしていったわけです。英語の勉強はマジで面白かった。英単語を覚えるたびに、文章を読むのにかかる苦労が目に見
刊行は2014年春ですが、採用は決まったので、まあ載せてもいいよねーと思ってアップします。草稿であれば執筆者に100%権利があるらしいし。 寺沢拓敬 2014. 「日本社会は『英語化』しているか ―2000年代後半の社会調査の統計分析から」『関東甲信越英語教育学会学会誌』 28. ページ未定 ここから閲覧・ダウンロードして下さい →PDF(Dropboxのリンクが開きます) 内容 ひとことで言うと、「過去数年で英語を使う人の数は減ったよ!」ということを実証した論文です。近年のグローバル言説を真っ向から否定してますが、まあ、グローバル化には「金融危機のグローバル化」も含まれるので、不況になれば英語使用も減るのは当然だろう、という議論をしています。 キーワード 英語化 英語使用 仕事と英語 無作為抽出標本 社会統計 構成 1. はじめに 1.1. 「日本社会の英語化」言説 1.2. 「英語化」
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