Sibon bevridgelyiは、灰青色の目をしており、研究チームいわく、カタツムリを食べるヘビの中で一番かわいい。(PHOTOGRAPH BY ALEJANDRO ARTEAGA) エクアドルで、一晩中ヘビを探していたアレハンドロ・アルテアガ氏の研究チームは、そろそろ引き上げようとしていた。この夜、熱帯雨林の沼地のような地域を調査したが、探していた種のヘビは1匹も見つからなかった。 どしゃ降りの雨の中をキャンプに帰る道すがら、アルテアガ氏は最後にもう一度車を止めることにした。 「道路は植物に覆われ、車から手を伸ばせば葉をつかむことができるほど。ヘッドランプを点けてヘビを探し始めました。このとき、最初の一匹を見つけたのです」。米ニューヨーク市のアメリカ自然史博物館に所属する博士課程の学生であるアルテアガ氏は、そう振り返る。 小さくて色鮮やかなヘビが、雨に濡れた植物の上を滑るように動いて