中国のネットサービス大手、騰訊控股(テンセント)の業績が好調だ。 同社は3月20日、2023年の通期決算を発表。それによれば、同年の売上高は6090億1500万元(約12兆8032億円)と前年比10%増加、非国際会計基準(非IFRS)ベースの純利益は1576億8800万元(約3兆3151億円)と同36%増加した。 2桁台の増収増益を牽引したのは、海外向けのオンラインゲーム事業とオンライン広告事業だ。 海外向けゲームは「VALORANT(ヴァロラント)」「勝利の女神:NIKKE」「Triple Match 3D(マッチ3パズル)」などのタイトルが人気を集め、為替変動の影響を除いた売上高は532億元(約1兆1184億円)と前年比8%増加した。一方、中国国内向けゲーム事業の売上高は1267億元(約2兆6636億円)と、前年比2%の増収にとどまった。 オンライン広告事業の売上高は1015億元(約2