安倍首相で本当に「大丈夫」なのか 『安倍官邸の正体』著者・田崎史郎氏インタビュー これからの「日本のあり方」を考えるために フタを開けてみれば、自公連立政権の圧勝に終わった今回の総選挙。自民党と公明党の獲得議席数の合計が、憲法改正の発議に必要な3分の2を上回ったことから、「勝たせ過ぎではないか」「暴走しかねない」と不安を抱いている人も多いかもしれない。はたして私たちの判断は正しかったのだろうか――。そこで今回、12月17日に講談社現代新書から刊行された『安倍官邸の正体』著者で、政治記者歴35年の時事通信社解説委員・田崎史郎氏に話を訊いた。同書で解き明かされた「国家権力の中枢」、そして安倍内閣の「本質」とは。 安倍政権はいつまで続く? ポスト安倍は誰? ――自公あわせて326議席を獲得したわけですが、あらためてその要因をどう分析していますか。 田崎 『安倍官邸の正体』では、安倍政権がいかに〝