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ブックマーク / cocolog-nifty.hatenablog.com (15)

  • ドラム式洗濯乾燥機を4年ほど使った雑感 - 山下泰平の趣味の方法

    ドラム式洗濯乾燥機は使い方や性格にもよるが便利だと思う ドラム式洗濯乾燥機を4年ほど使った。色々と理解が深まったので、メモとして残しておくことにする。 買う前に考えたこと 値段が高いことと設置が面倒くさいこともあり、かなり慎重に調査した。だいたい以下のようなことを考えていた。 乾燥容量を基準にする ドラム式洗濯乾燥機を導入する理由は干す作業を排除するためだったので、乾燥容量を基準にすることにした。洗濯・脱水容量は 10kg だろうと 100kg でもどうでもよくて、乾燥容量だけに注目する。東芝の製品が 7kg でデカいのでそれを選ぶみたいな感じであった。 洗濯を洗濯機に委ね服を洗濯機に合わせる 洗濯を洗濯機に委ねるといった決心をした。面倒くさいからドラム式洗濯乾燥機を導入するわけで、洗濯の時にゴチャゴチャ考えたら意味がない。理想は洗濯機に最適化された服で生活することだと思う。シワになりやす

    ドラム式洗濯乾燥機を4年ほど使った雑感 - 山下泰平の趣味の方法
  • 「この戦争は間違ってます」とか「日本はいずれ負けます」とかしたり顔でホザいた予知能力者は実在する - 山下泰平の趣味の方法

    戦争を扱ったフィクションで、たまにこの戦争は負けるッ!!みたいなオッさんが出てくる。彼らのような人間は実在してて、元気一杯生きていた。断じて空想上の存在ではない。 記録として残っている日負ける実在するキャラとして、超有名なのが山下清である。山下清は貼絵画家で、今では知らない人が多いんろうけど、かっては裸の大将放浪記というタイトルでドラマ化されていたほどの人物だ。 裸の大将放浪記 山下清物語 [DVD] 出版社/メーカー: 角川映画発売日: 2008/11/21メディア: DVD クリック: 17回この商品を含むブログを見る 山下清は超リアリストの上に、全く雰囲気が読めない。日が負ける理由は、道具が悪いのと国が狭いのと数カ国相手に戦争するからといった単純明快なもの、確かに正しいんだけど雰囲気読めよなっていう感じなのだが、清は子供の頃から一貫して日戦争に負けると言い張り続けて、幾度も殴ら

    「この戦争は間違ってます」とか「日本はいずれ負けます」とかしたり顔でホザいた予知能力者は実在する - 山下泰平の趣味の方法
  • 舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    舞姫の主人公をボコボコにする小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介したいと思います。 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 冒険旅行ブーム 島村隼人、エリスに刺されそうになり豊太郎を殴ることを決心する 舞姫との差異 ハイカラを討伐しよう アフリカ人と帰国しよう 世界統一ブームがあった 豊太郎廃人となる 舞姫のために 追記 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 森鴎外による舞姫っていう小説がある。舞姫の内容を知らない人のためにあらすじを書いておこう。 子供の頃からずっと勉強してた太田豊太郎は22歳になると国費でベルリンに留学、ところがヨーロッパの文化に触れ近代的自我に目覚めてすごい苦悩をする。色々あって豊太郎は踊り子のエリスと仲良くなるんだけど、ついでに無職になってしまう。親切な友達の紹介で職をゲットしたらエリスが妊娠、なんだかんだでロシア仕事に行くことになる。エリスは

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  • この世界の片隅にの評価が高いのはとても良いことだと思う - 山下泰平の趣味の方法

    『この世界の片隅に』って映画があって、戦時中の日常生活が詳しく描かれているらしい。それがわりと評判が高いという話を聞いて、ヘーって思った。ちょっと前だったら観て怒り出す人もわりといたんじゃないかなって感じがした。 私が子供の頃には平和教育?みたいなのがあったんだけど、とにかく戦時中というのは悲惨で最悪だったみたいなのを教えられた。今の私はオッさんだから雰囲気を読むけど、子供というものはバカである。「先生ー戦争中にも調子コイて腹踊りしながら鉄砲で撃たれて死んだ奴とかいるんですかー」みたいな質問してすごい怒られたりした。戦争中にも調子コイて腹踊りしながら鉄砲で撃たれて死んだ奴がいたのかどうか、それは分からないけど、子供だったらそういうことに興味を持つのは当然だと思う。しかしそういった素朴な質問すら許されないといったような重々しさが平和教育にはあった。 大人になってから色々なものを読んだり人に話

    この世界の片隅にの評価が高いのはとても良いことだと思う - 山下泰平の趣味の方法
  • 絵本で喧嘩してる大人やエントツは子供の教育に悪い - 山下泰平の趣味の方法

    最近またもや痛ましいインターネット事件があって、エントツが大量に出てくる絵?みたいなのを無料で配布した奴がいて、それ見て激怒する奴らが出てきてメチャ喧嘩している。 それで絵って文字が苦手で脳が未発達な子供向けのものだと思うんだけど、エントツとか大量に出したら子供の教育に悪いし駄目だろって思う。昔は文明が発達してないからエントツ建てるのも仕方ない。しかし今はエアコンとか湯沸器とかあるからな。エントツなんかいらねーしエントツみたいな旧時代の遺物はさっさと破壊したほうが良いし二度とエントツなんか建てるなッ!! って大人は子供に教育すべきなんだから、私はエントツを子供に見せるのには反対である。 まあエントツとはいえ所詮はイラストだから、100歩譲ってそれはよしとしたとしても、絵?で大人が大喧嘩してるのがヤバいと思う。オッさんが絵振り回し殴り合いの勝負してるのを子供が見たら、すごいビックリす

    絵本で喧嘩してる大人やエントツは子供の教育に悪い - 山下泰平の趣味の方法
    minesweeper96
    minesweeper96 2017/01/23
    勉強になる
  • 明治のレシピには火加減がほとんど出てこない - 山下泰平の趣味の方法

    明治あたりのレシピには火加減がほとんど出てこない。大正時代のレシピでも火加減はこういう感じ。 『ゆるゆると煮』 この他に、ぽち火というのもあるけれど、強火、弱火という表現はほぼない。なぜに火加減についての言及がないのかというと、当時の台所が貧弱だったからである。まだ木炭が主流で、火力の調整もままならない。それでもなんとか改善しようと色々な人々が努力をしていた。 これは明治35年の製品、煙が少なくエネルギー効率の良さがアピールされている。火力の調整よりも効率や安全性を追い求めていた時代だ。 もうひとつ明治42年の炒牛肉のレシピを紹介してみよう。 『炒める』という表現ではなくて『煎る』となっている。料理をする人は、このレシピだとちょっと味のボヤけたものになるんじゃないのかっていう疑問を持つかもしれない。これは恐らく当時の家庭環境に合せて最適化したレシピなんだろうと思う。調理環境はもちろんのこ

    明治のレシピには火加減がほとんど出てこない - 山下泰平の趣味の方法
  • 中途半端な感動をゲットしたい - 山下泰平の趣味の方法

    家にテレビないから今もしてるのかどうか知らないけど、24時間テレビとかで障害のある人がメチャ頑張るみたいなのをしていた時期あった。 だけどそんなに格的に感動するようなものを私は観たくない。あと頑張る人があんまり頑張りすぎてると心配になる。そもそも無茶とかしないほうが良いと思う。 映画なんかもそうで、絶対に泣く映画とかあるけど、私はオッさんだからオッさんの俺が泣いたところでオッさんが号泣してるだけで意味ないと思う。オッさん号泣してるの見て喜ぶ奴は変態性欲の持主である。そういうのは自由だから別に良いんだけど、とにかく私は感動とかしたくない。 作る人らがなんで感動させようとするのかというと、見る奴らが金払った以上は一定の効果をゲットしたいからで、分かりやすいのが感動して泣くとかだからだと思う。しかしながら私はオッさんだという問題があって、オッさんが感動して号泣するくらい世の中に無駄な事象ないと

    中途半端な感動をゲットしたい - 山下泰平の趣味の方法
  • 明治の助けたい人々 - 山下泰平の趣味の方法

    明治35(1902)年7月11日の朝日新聞に、『哀れの一家(差配人の美挙)』という記事が掲載された。 哀れの一家というのは所区若宮町の194番地に住む石坂家の人々である。なぜ番地まで分かるのかというと、新聞紙に掲載されてしまっているからだ。 現代では考えられないことではあるが、このあたりの時代だと、良いことをしても犯罪を犯しても、住所氏名つきで掲載されてしまう。なぜそんなことになっているのか、詳しく書き始めると長くなってしまうので、現代とは常識が違うのだといったところで納得してもらいたい。 若宮町の石坂一家に話を戻そう。当時、石坂一家はかなりのピンチに陥っていた。 3年前に大黒柱の父親を失い、16になる息子の弥太郎は呉服屋で奉公をしていた。奉公とは今でいう住込みバイト、あるいは相撲部屋への入門をイメージしてもらうと分かりやすいだろう。弥太郎は呉服屋で、雑用をしながら一所懸命に仕事を覚えて

  • そこそこ美味いものを自分で作って食べるコツ - 山下泰平の趣味の方法

    料理はそんなに上手にならなくて良いと思うけど、自分がべたい味のものを作ってべられるようになると効率が良い。いつでも自力で口の中美味い状態にできる。 格的な料理上手になるのは、すごい大変だと思う。だけど自分が好きな料理を好きな味にするくらいなら、今はインターネットあるからそんな苦労がない。 というわけでそこそこ美味いものを自分で作ってべるコツを紹介します。 『料理レシピ プロ』で検索する 料理を作る 同じものをもう一度作る 三回連続で作る 『料理レシピ プロ』で検索する まず自分の好きな料理を作ることを決意します。なぜ好きな料理かというと、好きなべ物だったらやる気がでるからです。 次に『料理レシピ プロ』で検索する。そうするとこういう感じでプロのレシピが出てくる。 料理のプロは料理が上手い。プロの良いレシピが大量に出てくるから、とりあえず読んで良さそうなの選んだりする。

    そこそこ美味いものを自分で作って食べるコツ - 山下泰平の趣味の方法
    minesweeper96
    minesweeper96 2016/06/10
    学びがある
  • ブロマガの思い出 - 山下泰平の趣味の方法

    ちょっと前まで『山下泰平のブロマガ』というのをやっていた。 なかなか面白い経験だったので、記録として思い出話を書いておくことにする。 なぜブロマガだったのか 文化を認識していなかった ニコニコ文化圏とは 良かったこと 悪かったこと 私のブロマガはどうなったのか インターネットで怒られるということ 人類との戦い 結局はどうなったのか なぜブロマガだったのか 当時は雑誌で連載なんかをしていて、宣伝用のメディアが欲しかった。その時期に、たまたまブロマガというサービスがリリースされた。(ような曖昧な記憶がある) できたてのネットサービスで注目されるのはわりと簡単だから、ブロマガでブログを書くかと思いブロマガを始めた。 ジブリとドワンゴは仲が良い。当時の私はジブリの雑誌で連載をしていたため、ドワンゴから頼まれてブロマガで書いていたと勘違いされることも多かったのだが、私は自分の勝手でブロマガを選んだ。

  • 私は自転車の話がしたいんだ (約2万文字分) - 山下泰平の趣味の方法

    自転車趣味になりました 最近になって自転車はすごく面白いって思うようになってきた。これまで自分の中では自転車 is 普通という位置付けだったんで、自転車の話をしたいって思ったことなかったんだけど、今や自転車は良いという雰囲気で満ち満ちている。だから私は自転車の話がしたい。しかし周囲に自転車の話できる人がいない。 自転車好きな人と自転車の話したら良いかもしれないけど、私の自転車好きさはロードバイクに乗るとかそういう感じの自転車好きさではない。ボロい自転車をゴチャゴチャとイジくって喜んでるだけである。情報としての価値などない。自転車好きな人も、私の話など聞きたくないだろう。 しかし私は自転車の話がしたい。俺の自転車の話を聞けッ!という気迫があり、自転車には人を狂わせるなにかがある。 こちらは明治時代の自転車好きすぎて泥棒になった大工のイラスト自転車に乗りすぎて大工の仕事サボりまくってたら金

    私は自転車の話がしたいんだ (約2万文字分) - 山下泰平の趣味の方法
    minesweeper96
    minesweeper96 2016/06/06
    「客観的に見るとオッさんがゴミみたいな自転車に乗って買い物しているだけなんでとてもレベルが低い。だけどそんなことはどうでもいい。私は自転車が楽しい。自転車は私の趣味だと思う」
  • 全自動コーヒーメーカーを目覚まし時計として使う - 山下泰平の趣味の方法

    我慢できる人間は立派 一般的に人類は目覚まし時計っていうテクノロジーで起床している。しかしあれは意味が分からない。起床して最高の出来事が待ってるなら分かるけど、会社やら学校みたいなツマらん場所へ行くために、朝から不快な騒音で起きたくない。 目覚ましで起床して会社や学校へ行く人はすごく我慢強い。立派だと思うし、そこまでの意思の強さあるならなんだって出来る。目覚しで起きる君は100点満点の男である。しかし俺は我慢がきかない。だから絶対に目覚まし時計で起きたくない。そんなもんで起きるくらいなら遅刻したほうがマシだと思う。 それでいろいろと考えたんだけど、起床した直後だけでも少しだけ良いことがあれば我慢できない私も起きる可能性がないわけでもない。 そんなわけで私はタイマー付きのコーヒーメーカーを購入したというわけです。 先に結論を書いておくと、 なかなか起床できない 毎朝コーヒーを飲む という人に

    minesweeper96
    minesweeper96 2016/04/25
    良い
  • 我々は SNS で雰囲気読めないオッさん化してしまう - 山下泰平の趣味の方法

    ソーシャルネットでの投稿は、特定の友人だけに公開しているように感じてしまう。しかしそれは錯覚であり、インターネット上に個人に関する情報を公開していることにはかわりがなく、個人情報を自分でコントロールできなくなってしまう可能性は常に存在している。我々はSNSの危険性を常に認識しておかなくてはならない。 一つだけ例え話をしよう。 巨大ショッピングモールイオンで、両手に電卓を持ち振り回しながら大きな声で元気良く『電卓デンデンッ! 電卓デンデンデンデンデンッ!!』と延々と唄い続けているオッさんがいたとしたら、ほとんどの人は一刻も早くその場を離れようとすると思う。警備員さんに助け求める人もいるかもしれないけど、それは止めておいたほうが良い。警備員の人の立場になって考えてみよう。俺の時給920円だぞこの金であんな奴の相手しなきゃいけねぇのかよクソがッ……ってすごく嫌な気持になると思うよ。人間は常に相手

    我々は SNS で雰囲気読めないオッさん化してしまう - 山下泰平の趣味の方法
  • 朝日新聞デジタルに寄稿しましたが下編の掲載が見送られました - 山下泰平の趣味の方法

    私は明治大正時代の物語を好き勝手に調べてるんですけど、このあいだ真田一族に関する娯楽物語についてのお話の上編が掲載されました。 cocolog-nifty.hatenablog.com 今回は下編が掲載されるはずでしたが、予定が変りました。 なぜ予定が変ったのかというと、なんか知らないうちに下編の文章がジャンジャン長くなっていって、朝日新聞デジタル編集部によって常人では最後までスクロールできないから分けろという判断が下されたからです。 というわけで中編が掲載されています。 www.asahi.com 今回は真田一族で最強の男が出てくるし、桂市兵衛も無理矢理埋め込んである。他の記事はきちんとしたことが書いてあるのに、俺のだけ八歳児が虎殺す物語が大正時代にあるとか幼稚な自慢している上に、とにかく長いしちょっとヤリすぎたかなと思っている。これでアクセス異常に少ないとか評判が圧倒的に悪いとかになる

    朝日新聞デジタルに寄稿しましたが下編の掲載が見送られました - 山下泰平の趣味の方法
    minesweeper96
    minesweeper96 2015/12/08
    「常人では最後までスクロールできないから分けろという判断が下されたからです。というわけで中編が掲載されています」
  • 明治の名古屋には金閣寺が二個あって昭和になると実験で少し燃やしてしまった話 - 山下泰平の趣味の方法

    まえおき 今の私は明治大正時代のとある娯楽小説についてのを書いている。だからいろいろ調査したりしているんだけど、その過程で異常なまでにどうでもいい事柄を発見してしまったり、知ったりしてしまう。そういうことを私は、自分でも不思議なくらいの勢いで忘却してしまう。 しかしながら、どんなつまらなくてクダらないことであったとしても、今後真面目に調べようとする人が出てくるかもしれない。そんなわけで、私が発見してし、やがて忘れてしまうどうでもいいことを、ここのブログに書き残していくことにする。 今回は満州日日新報のことを調べているうちに遭遇してしまった事柄で、名古屋の鶴舞公園には金閣寺が二個あり、昭和になると実験で少しだけ燃やしてしまったというお話です。 二つの金閣寺 一九一〇(明治四三)年に今の鶴舞公園のあたりで、博覧会「第十回関西府県連合共進会」が開催された。その際に、金閣寺を模した建物が二つ建て

    minesweeper96
    minesweeper96 2015/06/11
    「しかしながら日本人の事なかれ主義 + こんな集まってんだから中止とかムリだろみたいな勢いによって強引に実験開始」
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