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ブックマーク / www.msz.co.jp (4)

  • 資本主義だけ残った | 世界を制するシステムの未来 | みすず書房

    「理論、データ、歴史、批判的思考――社会科学の頂点のひとつがここにある。格差は誰かのせいでも、ましてや自分のせいでもない。それは資主義のシステムにあるのだ」 吉田徹(同志社大学教授) 『エコノミスト』誌ベストブック 『フィナンシャルタイムズ』紙ベストブック 『フォーリン・アフェアーズ』誌ベストブック 『プロマーケット』誌ベストブック 『プロスペクト』誌ベストブック 「われわれの未来についての、重要な問題をすべて提示している」ゴードン・ブラウン(元英首相) 「経済統計の第一人者[による]豊かな議論だ」ジェームズ・K・ガルブレイス(テキサス大学オースティン校教授) 「北京に住むのか、ニューヨークに住むのか、決断のときは近づいている」エドワード・ルース(『フィナンシャル・タイムズ』紙) 「この二つの資主義が世界情勢を支配している。両者の共進化が今後数十年の歴史を形成することになるだろう」『エ

    資本主義だけ残った | 世界を制するシステムの未来 | みすず書房
  • エルサレム〈以前〉のアイヒマン | 大量殺戮者の平穏な生活 | みすず書房

    強制収容所へのユダヤ人移送責任者として絶滅計画の主翼を担ったアドルフ・アイヒマン。このナチ親衛隊中佐については議論が尽くされた感もあるが、じつは肝心な史料の大部分が放置されていた。アイヒマン自身の文章と音声録音である。 戦後アイヒマンが逃亡したアルゼンチンには旧ナチ共同体が築かれていた。アイヒマンはそこで、元武装SS隊員W・サッセン主催の座談会に参加する。サッセンはそれを録音し、テープ巻数にして70以上になる音声のトランスクリプトを作成していた。アルゼンチンのアイヒマンは大量の独白を記し、エルサレムの囚人となった後も8000枚にわたって自己正当化を書き連ねた。 こうした史料が網羅的に研究されてこなかったのは驚くべきことであるが、それは各所に散在し、分量は膨大で内容は耐え難い。さらに、アルゼンチンでのあけすけな記録を人が偽と証言したため、史料としての価値を確立する仕事が後の研究者に重くのし

    エルサレム〈以前〉のアイヒマン | 大量殺戮者の平穏な生活 | みすず書房
  • [新版]アーレント『全体主義の起原』『エルサレムのアイヒマン』を刊行 | みすず書房

    [新版]アーレント『全体主義の起原』『エルサレムのアイヒマン』を刊行 ハンナ・アーレント『全体主義の起原』全3巻[新版] 『エルサレムのアイヒマン』[新版] 新版刊行にあたって(2017年7月) 2017.07.26 「悪」をみつめた20世紀の古典。小社のロングセラー、ハンナ・アーレント『全体主義の起原』(全3巻)・『エルサレムのアイヒマン』を、新版としてこの8月に刊行いたします。(電子書籍も9月29日より配信 電子書籍のご案内はこちら) 全文に最新の研究成果を反映 正確で読みやすく、用語・用字も一新 『全体主義の起原』原書初版(1951年)に付された「まえがき」初収録(矢野久美子訳) 矢野久美子による新解説(『全体主義の起原』) 山田正行による新解説(『エルサレムのアイヒマン』) 今年1月にはトランプ政権下のアメリカで『全体主義の起原』がベストセラー入り、9月にはNHK-Eテレ(教育)の

    [新版]アーレント『全体主義の起原』『エルサレムのアイヒマン』を刊行 | みすず書房
  • ヴェール | みすず書房

    ともにアルジェリアに生まれ育ち、生涯の特別な友である二人が、ヴェールについて、自伝的・遺言的に応答を交わした。 まずシクスーが、短いテクスト「サヴォワール」で口火を切る。強度の近視の女が手術を受け、はじめて「目で世界に触れる」。奇蹟の瞬間に訪れたものとは何か。 続いてデリダが「サヴォワール」を受けて、卓抜した論を展開する。ブエノス・アイレス、サンティアゴ、サンパウロ……飛行機の中で、二人の人物がひたすら語り合う。ヴェールとタリートについて、技術と自然について、審判について、そして真理について。 鍵となるのが、テクストの表題である「蚕」だ。自らの分泌物で自らを隠し、変成を遂げるこの小さな虫は、伝統的真理概念に潜り込み、密やかに真理の糸を産出する。 〈その成熟はただ一回しか起こらないが、それがかつてそうであったところのものになるために、与えられた時間をすべて要求するだろう。私はけっして、あなた

    ヴェール | みすず書房
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