デトロイト・テクノの草分けの一人が、ジェフ・ミルズ。彼がなぜ「ロサンゼルスの戦い」をテーマにした展示をしたのか。現在の社会状況をどのように考えているのか。24日に都内のホテルで詳しい話を聞いた。
『ラブパレード』『Ruhr in Love』『MAYDAY』など動員人数が数万、時には百万を超えるテクノイベントが多数開催されることで知られるドイツ。ところがそのテクノ大国で、テクノ、クラブ文化の根幹であるクラブDJの活動自体を脅かす法律が施行される。 内容は”すべてのDJはGEMAなどの著作権管理業者と契約し、かつそのプレイにデジタルコピー楽曲を使用する際、その場に持ち込んだコピー楽曲1曲につき0.13ユーロの楽曲使用料を支払わなくていけない”というもの。法律は4月1日から施行され、これに反した場合は処罰の対象となる。現在のレートで換算すると0.13ユーロは約16円。仮に10000曲入ったパソコンを持ち込めば16万円もの使用料を支払わねばならず、よほどの大物でない限りそれだけでギャラが吹き飛ぶばかりか自腹を切ることになる。 実際に近年はDJプレイにパソコンやCD-Rを使用するDJが多く、
Profile ◎さやわか ライター。『クイック・ジャパン』(太田出版)『ユリイカ』(青土社)などで執筆。小説、漫画、アニメ、音楽、映画、ネットなど幅広いカルチャーを対象に評論活動を行っている。現在、朝日新聞でゲームについてのコラムを連載中。単著に『僕たちのゲーム史』(星海社新書)。12月18日に共著『西島大介のひらめき☆マンガ学校』(講談社BOX)の第二巻が発売。TwitterのIDは@someru。 ◎吉村栄一 1966 年福井県生まれ。月刊誌『広告批評』(マドラ出版)編集者を経てフリーの編集者、ライターに。近年の主な編著書に『これ、なんですか? スネークマンショー』(桑原茂一2・新潮社)、『いまだから読みたい本 3.11後の日本』(坂本龍一+編纂チーム・小学館)、『NO NUKES 2012 ぼくらの未来ガイドブック』(同)などがある。 ◎三田格 ロサンゼルで生まれ、築地の小学校、銀
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