東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から7年が経過したが、福島県の現状を巡る風評や偏見は根強く残っている。その大きな原因は放射線に関する知識の不足である。正確な情報を繰り返し丁寧に発信していくことが必要だ。 身近に接する福島県産食品への不安はなかなか消えない。
東京電力が、福島第一原子力発電所の事故のあと、2か月以上メルトダウンいわゆる炉心溶融が起きたことを認めなかったことについて、新潟県と東京電力が合同でつくる検証委員会は26日、当時の清水社長の判断であり、当時の民主党政権の官邸からの指示はなかったとする調査結果を公表しました。 これについて、福島第一原発の事故を検証する新潟県と東京電力でつくる合同委員会は26日、清水元社長らへのヒアリングの内容を踏まえ、事故のあと炉心溶融が起きたことを認めなかったのは、清水元社長みずからの判断であり、官邸などからの指示はなかったとする調査結果を公表しました。 それによりますと、清水元社長は「官邸から炉心溶融を使うなという電話などはなかった」としたうえで、炉心溶融という言葉の定義が不明確で、官邸と共通認識をもっていないため、その言葉を使用しないように指示したとしています。今後、委員会では検証結果をまとめ、新潟県
「地層処分についての説明会&意見交換会」「【謝礼】¥5000(交通費込み)」。都内の大学に通う男子学生(23)の「LINE」に昨秋、こんな案内が届いた。 送り主は、サークル活動を通じて知り合った広告会社「オーシャナイズ」の男性社員。案内にはさらに注意書きがあった。▽「お金がもらえるから来た」などは絶対に言わないで下さい▽当日現場で謝礼の話は一切しないで下さい――。 謝礼に魅力を感じ、男子学生が申し込み用のURLを押すと、NUMOが主催するセミナーの案内画面が表示された。 そして昨年10月、都内の会場で、7~8人の参加者が座ったテーブルごとに職員が付き、核のごみの最終処分について説明を始めた。男性社員から「こんな質問をして」といった指示はなかったという。セミナーから間もなく、オーシャナイズ名義で5千円が振り込まれた。 その後もNUMO主催のセミ…
この報告をどう読むことができるのか。福島を拠点に、子どもの被ばくなども調査してきた、早野龍五・東大名誉教授に聞いた。 まず、この報告は早野さんが積み上げてきたデータ、実測に基づく見解と一致しているのかどうか。 「しっかりした報告になっていると評価できます」《僕が直接関わってきたのは、放射性セシウム由来の内部被ばくと外部被ばくの調査です。 前者はほとんど無視できる値でしかなく、後者は日本や世界各地の自然放射線量と比較して大差ないことをいくつかの論文で明らかにしてきました。 学術会議の報告ではこのようなことが述べられています。 ①食品中の放射性セシウムから人が受ける放射線量は、現行基準値の設定根拠である1mSvの1%以下であり、極めて低いことが明らかとなっている。 ②空間線量率から推計された追加線量よりも 個人線量計での計測値が少ない。 またUNSCEAR(国連科学委員会)の「放射性セシウムに
あの国民的大惨事から6年。誤報検証サイト〈GoHoo〉を開設してまもなく5年を迎える。最初に発表したのが、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)に関する報道を検証した3本の記事だった。メディアの根本的課題が凝縮されている当時の報道をきちんと検証して記録しておきたいーーそんな思いが、私をGoHooの立ち上げに突き動かした。あの教訓を風化させないために、当時の報道を再検証しておきたい。 「拡散予測不能」は誤報 記者たちは事実を把握していた大震災発生後、最初にSPEEDIについて報道したのは、読売新聞の2011年3月15日付記事「放射性物質の拡散予測不能/原子力安全技術センター/地震でシステム不具合」だった。地震の影響で必要なデータが受信できず、拡散予測ができなくなっている、というもの。実際は、地震後もSPEEDIの拡散予測に必要な気象データは受信できており、運用機関の原子
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku 福島の農産物は米だけで1,000万袋以上、他に野菜なども徹底的に調べて100Bq/kg超え食品ゼロ(2016年) 震災の前年、2010年の輸入品は619件しか調べてないのに4件。 これで福島の農産物ばかり敬遠されるのは知性の敗北。 buzzfeed.com/satoruishido/f… 2017-02-03 11:59:40 どーも僕です。(どもぼく) @domoboku 東京都が4件の100Bq食品を見つけるために調べた輸入品が619件。 その2万倍近く調べて1件も見つからないんだから、科学的観点からすると福島の農産物に検査は不要だ。 「検査するだけ無駄なほど福島の農産物は安全」なのだが、検査を減らす事が手抜きや隠蔽に見えるリスクは悩ましい。 2017-02-03 12:19:29
1986年4月26日、メルトダウンした後爆発したウクライナ北部のチェルノブイリ原発4号炉の原子炉を覆うために造られた、放射性廃棄物を封印する巨大なシェルターを移動させる作業が始まった。
「東京が壊滅する日」タイムリミットの1年後について、一橋大学大学院客員准教授/早稲田大学大学院講師の白石草氏にフリーライターの林 智裕氏が東京は壊滅したのかどうかを質問されていたのでまとめました。 「ダイヤモンドの編集者に話してもらえません?」とツイートし直接答えることはなく沈黙。 ㋆31日投開票の東京都知事選では小池百合子氏が当選いたしました。
「いまでも何かあったら、福島第一原発は再び危機的な状況になりえると思うか?」この質問に、あなたはどう答えるだろうか。 OKUMA, JAPAN - FEBRUARY 25: A TEPCO employee uses a radiation monitor as they show a member of the media a destroyed reactor at Fukushima Daiichi nuclear power plant on February 25, 2016 in Okuma, Japan. Five years on, the decontamination and decommissioning process at the Tokyo Electric Power Co.'s embattled Fukushima Daiichi nuclear powe
幸運だったとしか思えない――。2011年3月の東京電力福島第一原発の事故対応に追われた菅直人元首相が、朝日新聞記者のインタビューに応じた。1986年に起きた旧ソ連・チェルノブイリ原発事故の惨状を思いつつ、首都圏住民が避難する事態になることを恐れ、自衛隊の注水作業を祈りながら見守ったことなど、事故発生当時の心境を語った。過酷事故に対する備えがなく、必要な情報が迅速に報告されないなか、官邸が対応に苦しんだ状況も明らかにした。「東京の住民まで避難せずにすんだのは、神様のおかげと感じざるをえない」とも述べた。 最悪シナリオ ――事故が拡大するなかで、東京の住民避難も考えたそうですね。 「福島には、第一原発に6基、第二原発に4基と、計10基の原子炉があります。事故の当初から、チェルノブイリ原発の事故は1基だけで、あれだけ放射性物質が飛び散ったのだから、もし、福島の原子炉のすべてが制御できなくなったら
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