“マンガ”のドラマ性と“美術”の豊かな感性が一つに マンガと芸術の大転換点! その歴史的瞬間に立ち合うべし!!!
子供への暴力は多くの学校で現実の問題かもしれないが、芸術作品の中で描かれることはまれだ。そんなタブーをぶち壊したのが、楳図(うめず)かずおのホラー漫画『漂流教室』(小学館)だった。その衝撃は、1972年に週刊少年サンデーで連載が開始された当時から、今に至るまで色あせない。 アメリカでは既に全11巻のペーパーバック版が出版されているが、ここにきて日本の漫画を数多く英語圏に送り出してきた米ビズ・メディアから新装ハードカバー「完全版」の刊行が決定。10月に第1巻が発売された。 『漂流教室』は、ぞっとするがシンプルな設定で始まる。激しい揺れに襲われた大和小学校の教師・児童862人が校舎もろとも消滅した。だが彼らは生きていて、人類滅亡後の荒廃した未来に学校ごと飛ばされていたのだ。 現在83歳の楳図が漫画を書き始めたのは、50年代のこと。今もその存在感は大きく、伊藤潤二(『うずまき』)ら後進に影響を与
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