金融取引の国際的な基準金利である「ロンドン銀行間取引金利=LIBOR」の信頼性が揺らいでいる。英バークレイズだけでなく、複数の巨大銀行が示し合わせて金利の不正操作にかかわっていた疑惑がある。世界中で企業向け融資や住宅ローンなどの指標として使われる基準金利の水準が、ゆがんでいた恐れが出てきた。
金融取引の国際的な基準金利である「ロンドン銀行間取引金利=LIBOR」の信頼性が揺らいでいる。英バークレイズだけでなく、複数の巨大銀行が示し合わせて金利の不正操作にかかわっていた疑惑がある。世界中で企業向け融資や住宅ローンなどの指標として使われる基準金利の水準が、ゆがんでいた恐れが出てきた。
【カンヌ(フランス南部)=木村正人】ギリシャが世界経済を揺さぶっている。 ギリシャは国民投票で、緊縮財政を条件としたEUなどによる支援の是非だけでなく、ユーロに残留するか、離脱するかの選択を問う構えだ。不測の国民投票によって離脱が現実となれば、ギリシャ国債の無秩序なデフォルト(債務不履行)は避けられない。イタリアやスペインなど他の重債務国の離脱不安が高まり、国債が暴落。国債を持つ銀行の連鎖破綻を招き、世界に金融危機が波及する恐れがある。G20も、ギリシャの国民投票の行方を見守るしかなく、機能不全状態に陥っている。 ■危険な賭け 「ギリシャとともに単一通貨ユーロの安定を成し遂げたいのはやまやまだが、ユーロの安定こそが何よりの優先課題だ」。ギリシャのパパンドレウ首相との会談後、メルケル独首相は、苦渋の表情をみせた。 サルコジ仏大統領も「ルールを守れないならユーロ圏を去らなければならない」と語気
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