これぞ、ラグビーの美徳だろう。ノーサイド。激闘を終えたトンガ出身の選手も、日本人選手も、ひとつの輪になって、片膝を緑の芝生について、トンガ王国の復興を祈った。約8千人のあたたかいファンの拍手がグラウンドを包んだ。 11日の東京・秩父宮ラグビー場。1月に起きた海底火山の大規模噴火と津波で被災したトンガの復興を支援する親善マッチ。トンガ出身者のチーム、「TONGA SAMURAI XV(トンガ・サムライフィフティーン)」のチーム最年長、39歳のバツベイ・シオネ主将は、「みなさんの応援がうれしかったです」と日本語に実感を込めた。 「ずっとトンガをサポートしていただいて、感謝しています。日本のみなさん、本当にありがとうございました」 試合後、グラウンドでのインタビューでだった。クボタスピアーズ船橋・東京ベイからの退団が発表されたばかりのフランカー。インタビューの最後、「もうひと言」と自ら切り出した
試合終了間際に東京SGがペナルティ。勝利を確信し天を仰ぐ埼玉の山沢拓也(中央)。堀江翔太は右拳を突き上げた=国立競技場(山田俊介撮影) ラグビーのリーグワンは埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)が初代王者に輝き、幕を閉じた。脱企業スポーツに向け、事業性や地域性強化を掲げてトップリーグを刷新して始まった新リーグだが、観客動員は目標を下回り、選手の人件費高騰を危惧する声も出ている。2年目以降の発展には、リーグのブランド力向上とファン重視の運営が不可欠となる。 試合の主管権がチームに移り、集客はホストチームが担当することになったリーグワン。当初は9千人程度を目標にしていた1部リーグの1試合平均入場者数は4213人にとどまった。東海林(しょうじ)一専務理事は「新型コロナウイルス禍の影響を差し引いても少し未達であったというのが正直なところ」と認める。 チームが独自に得られる財源は入場料収入のほかに
陸上の世界選手権(7月、米オレゴン州)代表選考会を兼ねた日本選手権(大阪・長居)は、12日に最終日を迎える。大会初日(9日)に注目を集めたのは、男子短距離のサニブラウン・ハキーム(23=タンブルウィードTC)。100メートル予選で全体トップの10秒11をマークすると、準決勝では10秒04と早くも世界選手権の参加標準記録を突破した。 国内トップ選手が集う中、実力を見せつけたサニブラウンは〝凱旋レース〟の感想をこう語った。「海外で走るのとホームで走るのは違うなというのと、本当に去年の東京五輪は観客もいなかったので、こういうところで日本の観客のみなさんの前で走るのは気持ちいいなという感じですね」。昨夏の大舞台とは異なり、スタンドから送られる温かい拍手を肌で感じていたわけだ。 新型コロナウイルス禍で過去2大会は観客数を制限してきた。一昨年は開催地の新潟在住者を対象に1日あたり上限2000人、昨年は
まずいよ…広島 背後に阪神の足音、2ゲーム差の佐々岡監督「もう気持ちを切り替えるしかない」
大相撲の元関脇高見山の渡辺大五郎さん(77)が、外国出身力士として初の優勝を勝ち取ったのは1972年の名古屋場所。今年で半世紀となる。優勝だけでなく、2009年の定年まで外国出身初の師匠(東関親方)として横綱曙らを育てた渡辺さんが9日、取材に応じた。 今でも旧名の「ジェシー」で親しまれる渡辺さんは、米ハワイ出身らしい陽気さと笑顔で迎えてくれた。入門後の苦労話は数知れずある渡辺さんだが「戻りたいねえ」としみじみ語り、「あのときは一番よかった」。50年前の7月16日。東前頭4枚目の高見山は、千秋楽に歴史的な初優勝を飾っている。 1人横綱の北の富士が休場し、大関大麒麟、関脇三重ノ海も休場。「まさか優勝するとは思わなかったから。燃えてくるとか硬くなるとか、いろいろありました」。大関清国、新鋭の北の湖らを次々と破り13勝2敗。当時のニクソン大統領から贈られた祝辞は、「部屋にあります」と大切に保管して
近年、政府や地方自治体は障がい者雇用の拡大を推進している。くら寿司も積極的に応じてきた。2017年には〈障がい者が働きやすい環境づくり〉などが高く評価され、本社がある大阪府の松井一郎知事(当時)から表彰を受けている。 担当者が松井一郎府知事(当時)から表彰されたことも しかし、保護者の叔母と共に取材に応じた吉田さんは「店長にいじめられて退職に追い込まれました」と明かす。 「今年4月13日、シャリにクリップが混入した寿司がお客さんに提供されるトラブルが発生しました。すると翌日に突然、『しばらく出社しないで』と出勤停止を言い渡されたのです」 吉田さんは、5月2日に店長のX氏に呼び出された。この時に交わした会話の内容を吉田さんはiPhoneのメモに記録している。 X店長「何で休んでたかわかる?」 吉田さん「しゃりにクリップが入っててお客さんが食べたから」 X店長「正直、クリップいれたやろ?」 吉
自民党の吉川赳衆院議員(40)は9日、『NEWSポストセブン』に18歳の女子大生に飲酒させた上、高級ホテルでともに過ごし、現金4万円を支払ったなどと報じられた。吉川氏は当選3回で、岸田文雄首相率いる岸田派(宏池会)に所属しており、参院選を前に首相への打撃となりそうだ。 記事によると、吉川氏は「岸田派のホープ」で、5月27日夜、女子大生と2人きりで高級焼き肉店を訪れ、飲酒を進めたという。その後、ホテルの一室で1時間半ほどともに滞在したという。「学生だよね? 俺、18歳に興味あるわ」などといった会話が交わされたとも報じられている。 一連の報道に関し、吉川氏は9日の本会議後、記者団の取材に「製本された後、対応します。記事を見た後に対応します」などと繰り返し述べ、詳細な説明は避けた。
岸田派のホープとして知られる吉川赳(よしかわ・たける)衆議院議員(40)が、18歳の有名私立大学に通う女子大生と食事デートをし、一緒に飲酒した上、高級ホテルでともに過ごしていたことがわかった。女性は取材に対し、「4万円のお小遣いをいただいた」と証言した。明日6月10日発売の『週刊ポスト』が報じる。 同誌によると、吉川氏は5月27日の夜、汐留にある高級焼き肉店で女子大生・Xさんと待ち合わせ。吉川氏は2人分の酒を注文した後、「学生だよね? 俺、18歳に興味あるわ」などと会話をしていた。その後、2人は店を出てタクシーに乗り込み、お台場の高級ホテルへ。ホテルの「1236号室」に姿を消した2人は1時間半ほど滞在していた。 取材班が後日Xさんに直撃すると、当初は吉川氏とのデートについて否定していたが、記者がすべてを確認していたことを伝えると、「はい……。吉川さんがお酒を勧めてきて、軽いお酒ならと飲んで
「自民党支持を強制」「配偶者も面接」全国郵便局長会の「後継者育成マニュアル」に批判噴出 社会・政治 投稿日:2022.06.08 18:27FLASH編集部 中小規模郵便局の局長で構成される任意団体・全国郵便局長会(全特)が作った「後継者育成マニュアル」が、国会で問題視されている。マニュアルには、研修での具体的な指導例として「都道府県単位に自由民主党地域支部を結成」とある。 さらに、全特への帰属意識を重視し、日本郵便に局長として推薦する人には政治活動の必要性を教えたうえ、配偶者も面接し、協力する意思を確認するよう求めている。 【関連記事:トヨタ、全日空、日本製鉄…大企業社員が自民党で“タダ働き”!】 5月31日の参議院予算委員会で、日本共産党の小池晃参議院議員がマニュアルの存在を追及すると、日本郵政の参考人は「存在は承知している」と認めた。 「さらに、6月7日の参議院総務委員会では、共産党
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