監督交代に揺れたセレッソ大阪の新シーズンが始まった。クラブは昨季終盤に、J1ではクラブ史上最高の5割を超す勝率を誇ったミゲル・アンヘル・ロティーナ前監督(63)の契約満了による退任を決め、レヴィー・クルピ氏(67)に4度目の指揮を託すことを決断。だが、今回の判断に納得のいっていないファン、サポーターはいまだに多い。その背景には、15年ぶりにセレッソに復帰した元日本代表FW大久保嘉人(38)の存在も深く関係していた。 昨年12月20日。「ミスターセレッソ」の愛称で知られる森島寛晃社長(48)は、クラブのYouTube公式チャンネルで監督交代の経緯を説明した。 「ロティーナ監督の続投も含め、さまざまな監督を比較し、検討した結果、若手を積極的に起用していたクルピ監督にチームを任せる決断をした。トップチームで戦える選手をクラブとして育成することを目指してきた。ただ、ここ数年は、トップチームで活躍す