少子化が進む中、シーミーやお盆(旧盆)といった行事への沖縄県民の意識はどうなっているのか。那覇市の仏具店がこんな県民調査を取りまとめた。年中行事の参加率は、正月、お盆(旧盆)、シーミーの順に高かった。一方で、こうした行事を残すべきだと考えている割合が、実は若者に高い反面、中年層になると下がっていることも判明した。 仏壇や仏具を扱う照屋漆器店(1868年創業)が調査。今年4~5月、県内に住む20歳以上の男女300人からインターネットで回答を集めた。 自宅(実家)の年中行事への参加率を尋ねたところ、最も高かったのは正月の76・3%。お盆(旧盆)の68・3%、シーミーの56・7%と続き、12・3%は「行っているものはない」と回答した。 仏壇行事を残していくべきかについては、58%が「残していくべきだ」とした。注目すべきは若者の肯定的な割合が高いこと。「そう思う」「ややそう思う」を足した回答が20