会員制の米系大手量販店「コストコ」が、来年8月の沖縄県内での開業を目指して準備を進めている。店舗の建設地は南城市玉城垣花にある市つきしろインターチェンジ(IC)周辺地区南側で、土地区画整理事業地の中心部だ。市はコストコ「沖縄南城倉庫店」を呼び水に事業地内に企業を誘致し、雇用創出や定住人口の増加を図る。コストコ出店について、周辺住民からも「地域活性化につながる」と肯定的な声が多い。南城市のまちづくりの中核を担う場所になりそうだ。 工事が進むコストコ建設地=18日、南城市玉城垣花 市は6月29日、コストコホールセールジャパンとの共同記者会見で、地権者らで構成する組合が施行する土地区画整理事業のゾーニング図案を発表した。18.6ヘクタールの施行面積に「商業」「沿道サービス」「観光・交流」「戸建」の四つの区画を整備する予定だ。すでに県内外数十社の企業から出店に興味を示す連絡が来ているという。地権者