「めんどくさい」にはいくつか種類がある。 ①手順が曖昧でめんどくさい年に一度の確定申告 半年に一度のエアコンの掃除 毎月の経費の精算 しばらく手をつけていないタスク、たまにやるタスクはどうしてこんなにめんどうなのか。 それは手順の記憶が曖昧だからだ。 歯磨きのように毎日やる動きは、手順の記憶がしっかりしている。そういうタスクはめんどくさいと感じる前に身体が自然と動く。 しかしたまにしかやらないタスクは記憶に残りにくい。毎回「手順を思い出す」ところから始めなくてはいけない。これは脳に負荷がかかる。このストレスこそが「めんどくさい」の正体だ。 こういうときは「あれこれ考え始める前にとにかく手を動かす」とおぼえておこう。記憶は動いていたほうが思い出しやすい。久しぶりに行く場所への道順の記憶が曖昧でも、目的地に近づくにつれて辿るべき道をどんどん思い出すのと同じだ。わざわざ脳に負担をかけて手順を思い