(公益財団法人日本生産性本部 コンサルティング部 平澤 允) 「5S+1S」とは? 前回のコラムにて、カイゼンについて詳しく述べて、その手法として「5S+1S」と「ムダ取り」について概要を紹介しました。 「5S」とは「整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seisou)、清潔(Seiketsu)、躾(Shitsuke)」、「1S」とは「安全(Safety)」を意味し、それぞれのローマ字表現の頭文字Sをとって「5S+1S」と表記されます。(整理・整頓を合わせて2S、そこに清潔を加えて3Sと呼ぶ場合もあります。) 今回は、「5S+1S」のうち「5S」について詳しくご紹介します。 5S活動 ① 必要なものと不要なものを分け、不要なものを捨てる「整理」 整理は要らないものを捨てる活動です。必要か不要か区別するためには、「何が必要か」「いつ必要か」「どれくらい必要か」を明確に決めることが重