中ロ軍機が「合同パトロール」 日本海空域、政府は「懸念」伝達 2023年06月06日23時53分配信 日本海上空を共同飛行した中国のH6爆撃機2機(上段)とロシアのTU95爆撃機2機(下段)=6日(防衛省統合幕僚監部提供) 【北京、ソウル時事】中国国防省は6日、中国軍とロシア軍が同日、日本海や東シナ海の空域で「合同航空戦略パトロール」を実施したと発表した。両軍の「年次協力計画」の一環としている。日本の防衛省によると、中国のH6爆撃機2機とロシアのTU95爆撃機2機が確認され、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。 中国軍の行動「合理的」 米艦への接近正当化 日本政府は明確な示威行動と判断し、両国に外交ルートで「重大な関心と懸念」を伝えたという。 韓国でも、中国とロシアのそれぞれ4機の軍用機が同日、韓国の防空識別圏に進入。韓国軍の戦闘機が緊急発進したが、領空侵犯はなかった。 中ロ