2017年の師走に脱稿した:三中信宏『系統体系学の世界:生物学の哲学がたどってきた道』(2018年4月刊行予定,勁草書房[けいそうブックス])は文献リストが未完成だった.一念発起して各章末に分散していた文献リストを束ねてみたら,重複項目を除いてちょうど1,000項目くらいでおさまりそうな気配だ.かつての『生物系統学』文献リストが1,258項目だったのではやや少ない. それでも,分量が分量なので覚悟はしていたのだがリスト作成ははてしなく続く.リマ本翻訳でずいぶん慣れたが,ボールドやイタリックなどの書式指定はすべてマークダウンで行なうととても作業が捗る.千項目もの文献をソートして,蟲捕りして,書式をお化粧するというのはエンドレスな工程だ. それにしても,本文そのものよりもむしろ文献リストの方がはるかに “闇” が深いように感じる. 【闇】その一)長い歴史をもつジャーナルの場合,途中で誌名が変更