「ホテル・ルワンダ」主人公訴追も=テロ関与と検察当局 「ホテル・ルワンダ」主人公訴追も=テロ関与と検察当局 【ロンドン時事】アフリカ中部ルワンダからの報道によると、同国検察当局は29日までに、1994年の大虐殺を描いた映画「ホテル・ルワンダ」(2004年)の主人公のモデルで元ホテル支配人のポール・ルセサバギナ氏(56)について、テロ活動に関与した疑いがあるとの見方を示した。今後同氏を訴追する可能性もある。 検察当局は、拘束した反政府武装組織「ルワンダ解放民主軍(FDLR)」幹部らの証言に基づき、ルセサバギナ氏がFDLRに資金援助を行っていた証拠が得られたと表明。FDLRは多数派フツ系で、メンバーの多くが虐殺に加担したとされる。 一方、ベルギー亡命中のルセサバギナ氏は容疑を全面否定した上で、「政権に反対する者を沈黙させる目的だ」と主張。同氏は近年、反体制派弾圧など強権姿勢を強める少数派ツ