郵便物を配達せずに団地の空き室の郵便受けに隠したとして、警視庁多摩中央署は11日、郵便法違反(郵便物隠匿)の疑いで、川崎市の県立定時制高校1年の少年(16)を逮捕した。同署によると、少年は「アルバイト時間内に配達しきれず、面倒だったので隠した」と容疑を認めている。 逮捕容疑は、郵便事業会社多摩支店でアルバイトをしていた9月25日から11月29日頃にかけて、はがきや封書計446通を配達せずに、東京都多摩市永山の永山団地の空き室の郵便受け15カ所に隠したとしている。 同署によると、少年は8月23日に同支店にアルバイトとして採用され、週5日、1日4時間勤務していた。事件後、同支店に利用者から苦情が相次いで発覚したという。