中国・上海と浙江省杭州を結ぶ高速鉄道が開通し、国内最速の時速416・6キロの記録を持つ最新国産高速列車CRH380Aの一番列車が26日午前、上海虹橋駅を出発する。営業運転での最高時速は350キロ、同区間約200キロの距離を約40分で結ぶ。 地元メディアによると、同型の国産列車は2012年の開通を目指す北京−上海(約1320キロ)にも投入される予定。銀色の丸みを帯びた流線形の先頭部分が特徴で、鉄道当局は「新世代車両」と位置付けている。 CRH380Aの座席は、日本のグリーン車に当たる1等車が一列左右2席ずつ、普通車の2等車は一列2席、3席の配置で日本の新幹線と同じ。一部車両には、商談などにも使える6席の個室も設置している。 浙江省の省都杭州は同省最大の経済都市で、日本企業も多数進出している。(共同)