inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 建設機械メーカーによるエコ化商品の開発競争が熱を帯び始めている。 コマツは12月1日、新型のハイブリッド油圧ショベルを発売した。まずは日本で販売し、来年4月以降、世界各国に投入していく。来年度でまずは3000台の販売を目指す。 ハイブリッド油圧ショベルは、作業中に旋回する車体が減速時に発生するエネルギーを電気に変換。それを蓄電・再利用することで、燃料を大幅に減らすことができる。コマツの商品の場合、従来に比べると、燃費を約25%低減できるという。 油圧ショベルの主力商品である20トンクラスでハイブリッド建機を量産しているのは、今のところ、コマツのみ。2008年6月にハイブリッド油圧ショベルを初めて国内販売し、昨年度から