駅舎の建て替えに伴い、1月末から長期休暇をとっていた和歌山電鉄貴志駅(和歌山県紀の川市)のスーパー駅長「たま」の仮駅長室が完成し、1日、職場復帰した。 午前10時15分、フェンスで囲まれた仮駅長室に「たま駅長室」と書かれた看板が掲げられ、午前10時18分着の電車を出迎えた。久々のたまの姿に、乗降客らの人だかりができ、「かわいい」の声が上がっていた。 たまは最近は肥満気味で、ダイエットが休暇中の課題だったが、飼い主の家でのんびりと過ごし、減量に失敗したという。同電鉄の広報担当者は「新しい駅長室は3階建て。運動のスペースを確保します」。 またこの日、同電鉄の関連会社「両備ホールディングス」(岡山市)が現在制作している「たまバス」のデザインも発表。外観にたまのイラスト50匹をあしらい、たま柄の座席やカーテンを使用する。4月中に完成し、大阪発着のツアーを中心に観光用バスとして運行していく。