インタファクス通信によると、南米ベネズエラのチャベス大統領は18日、ロシアから高性能対空ミサイルシステム「S300」を調達する可能性があることを明らかにした。訪問先のウクライナで述べた。 15日にロシアでメドベージェフ大統領やプーチン首相と会談したチャベス大統領は、ロシアは軍事技術分野で信頼できるパートナーだと称賛した。 ロシアはS300をイランに売却する契約を結んでいたが、6月に国連安全保障理事会で採択されたイラン追加制裁決議に基づき、契約を破棄していた。(共同)
試作された偽の防空ミサイルシステム発射装置=ルスバル社提供偽の防空ミサイルシステム。上空からはこう見える=ルスバル社提供 【モスクワ=副島英樹】空気で膨らむ「偽装ミサイル」を、気球などを生産するロシア企業が、ロシア国防省の資金提供を受けて開発している。クレムリン一帯を偽装してドイツ軍の空襲をかわした第2次世界大戦下の「張りぼて神話」の復活のようだが、「戦時でもないのに予算の浪費だ」との声もある。 この企業、ルスバル社のタクシェーエフ・国家発注グループ長は、インタファクス通信に対し、陸軍の防空ミサイルシステム「S300」などの偽装兵器を1年半で完成させ、受注をめざすと述べた。 偽装兵器は合成繊維製で、ポンプで空気を送って膨らます。T80戦車やミグ31戦闘機なども偽装品の製品化が進んでいる。売りは、本物に比べれば1%以下という価格だ。トゥルード紙によると、T80戦車は1台5千万ルーブル(
【モスクワ=副島英樹】ロシアのセルジュコフ国防相は6日、イスラエルのバラク国防相とモスクワで会談し、軍事技術協力の枠組み協定に署名した。ロシアはイスラエルの軍事技術導入で兵器市場の拡大をめざす一方、イスラエルにはシリアやイランへのロシアからの武器輸出を抑える狙いがあるとみられている。 イタル・タス通信によると、両国によるこうした合意は初めて。協定は期間は5年で延長も可能としている。セルジュコフ国防相は「ロシア軍の近代化にとってイスラエルの経験を活用することは非常に重要だ」と述べ、すでにイスラエルから12機の無人機を購入し、兵士50人が操作を実習していることを明らかにした。 バラク国防相はこの日、ロシア南部ソチでプーチン首相とも会談。同首相は、イスラエルの無人機にロシア製のレーザー技術を提供したり、イスラエル領内にロシア版全地球測位システム(GPS)「グロナス」を利用した距離計測レーザー
【モスクワ24日時事】ロシア太平洋艦隊の原子力潜水艦で消火装置が誤作動し、乗組員ら20人が死亡した事故で、同国最高検察庁のバストルキン捜査委員長は24日、正当な理由もなく消火装置のスイッチを入れた疑いで逮捕された水兵を同艦隊軍事捜査局が過失致死罪で起訴したことを明らかにした。有罪になれば、最高で5年の禁固刑となる。 この水兵は徴兵ではなく、軍改革の一環として導入された契約制で軍務に就いていた。消火装置を作動させた詳しい経緯や動機は明らかにされていないが、一部のロシア紙は水兵が「退屈だったから消火装置のスイッチを入れた」という趣旨の供述をしたと報じている。水兵には精神鑑定が行われる予定という。 【関連ニュース】 ・ 〔写真特集〕戦車・艦艇・航空機など世界の軍事力 ・ 〔写真特集〕世界の航空ショー ・ 中国、空母艦隊建造を開始か=軍事専門家が現場訪問 ・ 水兵が消火装置作動=人為
ロシア、潜水艦発射弾道ミサイルの実験成功 米を牽制か2008年9月19日10時31分印刷ソーシャルブックマーク 【モスクワ=副島英樹】ロシア国防省は18日、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラワ」の発射実験に成功したと発表した。イタル・タス通信によると、ロシア北西部の白海で原子力潜水艦ドミトリー・ドンスコイから発射され、約20分後にロシア極東カムチャツカ半島の射爆場に着弾した。 ブラワは射程8千キロ、核弾頭10個を搭載可能といい、米国が東欧で配備を計画するミサイル防衛(MD)に対抗できる兵器とされる。 ロシアは8月28日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「トーポリ」の発射実験をしたばかりで、米国のMD配備への牽制(けんせい)を強めていると見られる。 アサヒ・コムトップへニューストップへ
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