スキー場のコース外で起きた事故について、救助にかかった費用をスキーヤーが弁償すると定めた「スキー場安全条例」を長野県野沢温泉村が制定した。安全管理について利用者の自己責任を明記し、事故防止と利用者のマナー向上を図る。 村観光産業課によると、米コロラド州などが救助費用に関連して同様の法律を制定しているが、国内では初めて。12月村議会で可決・成立し、1日施行された。 スキー場のコース外では、雪崩や遭難などの事故が発生したり、救助時の二次被害も起こりやすい。。 村で唯一のスキー場を運営する「野沢温泉」によると、ロープや標識で示していても規制を守らないスキーヤーは後を絶たず、昨シーズンにコース外で起きた事故の救助で、同社のパトロール隊が出動したのは6件あった。