今年生誕120年を迎える、大佛次郎。その業績と生涯を伝える、神奈川県横浜市にある「大佛次郎記念館」にて初の猫写真展「大佛次郎×ねこ写真展2017『猫は、生涯の伴侶』」が、2月22日の猫の日から、約1か月間にわたり開催されます。 猫クラスタの皆さまにおかれましては、ご存じの方も多いと思いますが、大佛次郎は自ら「猫は一生の伴侶」と語るほどに、愛猫家として知られる文豪であります。読み方は「だいぶつ」ではなく「おさらぎ」という点も、定番の注釈です。ちなみに「大佛」の姓の発祥は、国史大辞典によると、鎌倉幕府の初代執権・北条時政の子・時房が深沢の里に住み、その近くの「大仏」(長谷の大仏)にちなんで称したといわれています。おさらぎ、と読む由来については「時房の住んだ土地のよび名がオサラギであり、それを大仏になぞらえて、大仏=オサラギとなったのであろう」とされていますが、諸説ある模様です。と、ここまで解説