2015年5月27日(水)に審議入りしていた衆議院内閣委員会において、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部を改正する法律案」が可決された。今後は衆議院本会議を通過した後、6月には参議院での審議に移る。このまま成立されれば、約一年後の施行となる。多くの人々の積極的な働きかけによって実現した大きな一歩だが、新たな規制基準となる「遊興」の定義や立地規制についての問題を解決するための取り組みは、依然として重要になる。 左から金光正年(NOON元経営者)、新井誠(憲法学者、広島大学教授)、水谷恭史(NOON弁護団主任弁護士) こうした懸念事項に関しては、2015年5月22日(金)に早稲田大学で行われた『緊急シンポジウム これでいいのか?ダンス規制法改正』に有識者が集まり、現状や対策について最新の議論を行った。今回、「ダンス」が規制事項から消えることで新たなキーワードとなる「遊興」。