企業が物流の「2024年問題」への対応を迫られている。24年4月からトラック運転手に時間外労働の上限規制が適用され、輸送能力の縮小は避けられない。あらゆる業界で小口・多頻度から効率のいい大量輸送にシフトし、セブン―イレブン・ジャパンは店舗への加工食品の当日配送を取りやめる。最速を競った日本の物流は転機を迎えている。24年問題では2日に政府が大手の荷主と物流事業者に、運転手の負担軽減につなげる計
メルカリは12月21日、ディーゼル車用の脱硝材に使う「AdBlue」(尿素水)について、「メルカリ」アプリ上での取引に対して注意を呼び掛けた。トラックや除雪車などのエンジンの浄化に尿素水は使われるが、市場では尿素水が不足している。そんな中、メルカリでは通常価格の倍以上の値段での取引が増えているという。 同日には、経済産業省のTwitterアカウントも「AdBlueの不足を懸念する声が上がっている」と投稿。尿素の生産事業者に対して、最大限の増産を要請していると発表した。これを受けてメルカリでもユーザーに対して「市場の動向や政府から発信される情報を注視して、冷静な行動を取ってほしい」と訴えた。 尿素水はディーゼルエンジンを積む多くの車両で必要になる。尿素水がなければ、ディーゼル車のエンジンを再始動できないため、物流や除雪などディーゼル車を使う作業に大きく影響を与えるのではないかと問題になってい
買いだめの動きを受けて、一部でトイレットペーパーの品切れが起きていることについて、製紙会社で作る日本製紙連合会の矢嶋進会長は23日の記者会見で「1週間程度で品薄感は解消される」と述べました。 これについて、製紙大手の王子ホールディングスの会長も務める日本製紙連合会の矢嶋会長は「トイレットペーパーの品薄感は、首都圏のごく一部で残っているが、状況は改善している。在庫は十分にあり、店舗への配送がスムーズに行われるよう日夜努力しているため、私の感覚では、1週間程度で品薄感は解消される」と述べました。 一方、東京オリンピック・パラリンピックが延期された場合の影響については「4年に一度の世界的なイベントが延期されれば、モノの動きが悪くなり包装用紙や段ボールの需要増加は期待できない。多岐にわたって影響が出ると思う」と述べ、懸念を示しました。
日本マクドナルドでは、12月17日から、主力商品である「マックフライポテト」のM、Lサイズの販売を当面休止し、Sサイズのみ販売することにした。また、ランチタイムで販売しているハンバーガー類と、ポテトのMサイズ、ドリンクのMサイズをセットにした「昼マック」(税込み350~550円)などでも、ポテトをSサイズとし、50円引きで提供し始めた。 こうした理由について、日本マクドナルドは、「米国産フライドポテトの加工原料の安定的な調達が難しくなっている」と説明する。 実は、ポテトの調達で頭を悩ませているのは、同社に限ったことではない。ほかの外食大手からも同様の声が聞こえてくる。 ファミリーレストラン最大手、すかいらーくの谷真社長も「フライドポテトの加工原料の調達が想定外の事態になっている」と話す。 同社では、主要業態である「ガスト」や「夢庵」などでフライドポテトを提供している。これまで客単価や来店頻
4月の消費税増税を前に、国内の物流に異変が起きている。「増税よりも前に安く買おう」という駆け込み需要が高まっているのは周知の通り。確かに、前回の税率アップ(3→5%、1997年)や、消費税導入時(1989年)にも、直前の駆け込み需要で買い物をする人が増えたのは事実だ。 しかし今回は、インターネットが普及して初めての消費税増税であるだけに、様子が前回までと少し異なる。お店に足を運ばずとも、手軽にネットでお買い物の注文ができるようになった。その結果、今回の駆け込みによるネット購入が3月末に近づくに連れて大幅に増えており、過去の3月にない大量の商品配達に、宅配業者が悲鳴を上げている。 「困るなあ、きょう明日に届かないといけないのに」 3月28日午後、東京都港区のあるイベント施設に、「お届け遅延のご連絡」というA4判一枚の文書が届いた。50代の施設スタッフ男性はその紙を手に、ため息を漏らした。29
貨物新幹線「軌間可変」で 北海道新幹線の減速回避に新アイディア 札大教授構想提唱 (01/18 09:57) シンポジウムで新たな貨物新幹線構想を提案する千葉教授(左) 北海道の物流の課題について考えるシンポジウムが17日、札幌市内のホテルで開かれ、札幌大学の千葉博正教授が、将来的に北海道新幹線の青森―札幌間を高速走行する貨物新幹線「フリーゲージ(軌間可変)フレート」構想を提唱した。北海道新幹線は、青函トンネル内で貨物列車とすれ違う際の減速が運行上の大きな課題になっており、その解決に向けた新たなアイデアとして注目されそうだ。 千葉教授によると、新構想は、現在試運転中で、新幹線と在来線の二つのレール幅に対応できるフリーゲージトレイン(FGT)の技術を転用。新幹線区間で高速走行が可能なコンテナ貨車を開発し、札幌以北へも直通運行させる。「新たな施設も最小限で済み、従来の鉄道貨物施設やネットワーク
ヤマトホールディングスは2013年8月11日、延べ床面積約9万m2の大型物流拠点「厚木ゲートウェイ(神奈川県愛川町)」を稼働させた。関東、関西、中京の大都市圏同士で即日配送ができるインフラの一環。即日配送体制の整備を急ぐネット通販などのニーズに応える。 13日に催したメディア向けの見学会では、即日配送を可能にする最新のマテリアルハンドリング(マテハン)機器などの設備を公開した。目玉の1つは、入庫した荷物をリアルタイムで仕分けする「クロスベルトソーター」。トラックで運び込んだ荷物をコンベアに載せると、スキャナーで仕向け先のラベルを読み取り、コンベア上で仕分けする(写真1、写真2)。 コンベアは1057個の「セル」と呼ぶユニットで構成されており、それぞれに荷物が1個ずつ載る(写真3)。各トラックから運び込まれた荷物がコンベア上で合流したり、仕向け先別に分岐したりする際には、セルの方向を変えるこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く