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ブックマーク / www.tokyoartbeat.com (12)

  • 艾未未(アイ・ウェイウェイ)のロンドン個展が中止に。パレスチナとイスラエル情勢をめぐるSNS投稿がきっかけ

    11月14日、『The Art Newspaper(アート・ニュースペーパー)』が艾未未(アイ・ウェイウェイ)のロンドンでの個展が事実上中止になったと報じた。 アイは1957年中国生まれで、国際的にもっとも影響力のある現代アーティストのひとり。個展はロンドンのリッソン・ギャラリーで今週から開催予定だったが、直前に無期限の延期が決定された。これに対しアイは「事実上の中止」だと語っている。 リッソン・ギャラリーは、アイがSNSで投稿したパレスチナとイスラエルの情勢をめぐる発言を理由に、作家と話し合いの末、いまは新作を展示するのに適切な時期ではないと結論付けたと発表。「イスラエルとパレスチナの領土、そして国際的なコミュニティにおける悲劇の苦しみを終わらせることに全力を注ぐべきときであり、反ユダヤ主義やイスラム嫌悪とみなされるような議論の余地はない。アイ・ウェイウェイは表現の自由を支持し、虐げられ

    艾未未(アイ・ウェイウェイ)のロンドン個展が中止に。パレスチナとイスラエル情勢をめぐるSNS投稿がきっかけ
  • Artforumの編集長が解雇、4名の編集者も辞職へ。「パレスチナ解放のオープンレター公開は編集プロセスに反する」とArtforum社

    10月19日、現代アートを専門とする国際的メディアArtforumがアーティストやアート関係者らに呼びかけ、民間人への暴力と殺害の停止やパレスチナ解放と即時停戦、ガザへの人道的支援等を求める内容のオープンレターを公開。しかし、このことを受けてArtforum編集長のデイヴィッド・ヴェラスコ(David Velasco)がArforum社を解雇されたことをARTnewsが伝えている。この後、4名の編集者も辞職したこともわかった。 Artforumの公式サイトを見ると、同社はパブリッシャーのダニエル・マコーネル(Danielle McConnell)、アソシエイトパブリッシャーのケイト・コザ(Kate Koza)、そして今回解雇されたヴェラスコがリーダーシップを取って運営してきたことがわかる。 しかし10月26日にArtforum上で発表されたステートメントでは、マコーネルとコザが連名でヴェラ

    Artforumの編集長が解雇、4名の編集者も辞職へ。「パレスチナ解放のオープンレター公開は編集プロセスに反する」とArtforum社
  • 「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」 (渋谷ヒカリエホール)

    Bunkamuraザ・ミュージアムで過去2回にわたって開催されたソール・ライターの展覧会は、“ソール・ライター風の写真”という言葉が市民権を獲得するほど、それまで日ではほぼ無名だった写真家の名前を一気に知らしめ、大きな反響を呼び起こしました。 50代でキャリアの表舞台から姿を消し、富にも名声にも一切の関心を示さず、淡々と自らの美意識に忠実に生きていたソール・ライターが80代になった2006年、世界中の写真ファンを魅了し続けるドイツのシュタイデル社から刊行された初の写真集『Early Color』によって、再び脚光を浴びることになります。 2013年、ソール・ライターがこの世を去った時点で、その作品の大半は未整理のままでしたが、翌年に創設されたソール・ライター財団によって、アーカイブをデータベース化する「スライド・プロジェクト」が着手されました。未整理の作品はカラースライドだけでも数万点に

    「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」 (渋谷ヒカリエホール)
  • 東京都⼈権部が飯山由貴のアート作品を検閲か。小池百合子都知事の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への態度も影響した可能性|Tokyo Art Beat

    飯⼭由貴《In-Mates》《In-Mates》は、26分46秒の映像作品。作の概要として、小田原のどかによる解説を以下に引用する。 《In-Mates》は、1945年に空襲で焼失した精神病院・王⼦脳病院(東京)の⼊院患者の診療録に基づくドキュメンタリー調の映像作品だ。王⼦脳病院には、1930〜40年まで⼊院し、院内で病没した2⼈の朝鮮⼈患者の記録が残されていた。 作では、同院の診療録に記録された2⼈の朝鮮⼈患者の実際のやりとりに基づき、ラッパー・詩⼈で在⽇コリアン2.5世であるFUNIが、⾔葉とパフォーマンスによって彼らの葛藤を現代にあらわそうと試みる姿が記録されている。 また作品内では、当時の時代背景へ学びを深めるため、FUNIと飯⼭が精神医学史と歴史学のレクチャーを受ける様⼦も収められている。歴史学については、外村⼤が講師を務めた。 飯⼭はこれまでも、精神医療と⾃らの家族、障害者

    東京都⼈権部が飯山由貴のアート作品を検閲か。小池百合子都知事の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への態度も影響した可能性|Tokyo Art Beat
    minesweeper96
    minesweeper96 2022/10/28
    「都知事がこうした立場をとっているにも関わらず、朝鮮人虐殺を「事実」と発言する動画を使用する事に懸念があります」
  • 孤独と静かに向き合う時間:ロニ・ホーン「水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」がポーラ美術館で開催中

    会場風景より、《無題(「 必要なニュースはすべて天気予報から手に入れる。 」)》2018-2020 Courtesy of the artist and Hauser & Wirth Photo: Koroda Takeru © Roni Horn いま、美術館で心静かな時間を過ごしたいならこの展覧会に足を運びたい。 9月18日、箱根の森の中に佇むポーラ美術館で開幕した「ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」は、シンプルに削ぎ落された形式の作品が人々を静謐な世界に誘う注目の展覧会だ。会期は2022年3月30日まで。 会場風景より、《水による疑い(何を)》(部分) 2003-2004 Courtesy of the artist and Hauser & Wirth Photo: Koroda Takeru © Roni Horn ロニ・ホーンは1955年生まれ、

    孤独と静かに向き合う時間:ロニ・ホーン「水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」がポーラ美術館で開催中
  • 国際芸術祭「あいち2022」のテーマは「STILL ALIVE」。参加アーティスト第一弾が発表へ

    ホーム / ニュース・記事 / 国際芸術祭「あいち2022」のテーマは「STILL ALIVE」。参加アーティスト第一弾が発表へ 国内最大規模の国際芸術祭の一つであり、国内外から多数のアーティストが参加する「あいち2022」が、2022年7月30日~10月10日に開催される。 「あいち2022」は2010年から3年ごとに開催されてきた「あいちトリエンナーレ」の後継となる芸術祭。今回は森美術館館長の片岡真実が芸術監督を務め、「STILL ALIVE(いまだ生きている)」をテーマに愛知芸術文化センターのほか、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)のまちなかを会場に広域に展開。現代美術、パフォーミングアーツ、ラーニング・プログラムなどのジャンルを横断し、最先端の芸術を発信する。 ホダー・アフシャール《リメイン》2018 © the artist and Milani Galleryリリアナ・アング

    国際芸術祭「あいち2022」のテーマは「STILL ALIVE」。参加アーティスト第一弾が発表へ
  • 想像力を共有する場としての芸術祭:「Reborn-Art Festival 2021-22 – 利他と流動性 -」レポート

    ホーム / ニュース・記事 / 想像力を共有する場としての芸術祭:「Reborn-Art Festival 2021-22 – 利他と流動性 -」レポート 宮城県石巻を舞台に、2016年より2年に1度行われてきたアート・音楽の総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル」(RAF)。その3回目が8月11日開幕した。キュレーターは窪田研二。 震災から10年目となる今回は、2021年夏と2022年春の2期に分けて開催。今回の夏会期は、石巻市街地、女川、桃浦、荻浜、小積、鮎川の計6エリアで23組のアーティストの作品が展示されている(常設作品のアーティストは除く)。その中からいくつかのエリアと見どころを紹介していこう。 展示風景より、名和晃平《White Deer(Oshika)》(2017) 石巻市街地エリア まずは、石巻の中心地である市街地エリア。東日大震災後、新たなアートスペースが続々と

    想像力を共有する場としての芸術祭:「Reborn-Art Festival 2021-22 – 利他と流動性 -」レポート
  • 美術館を安全にオープンするために:大分県立美術館(OPAM)の徹底した取り組み

    新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、臨時休館を行なった全国各地の多くのミュージアム。感染防止の観点から避けるべきとされる3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)には、行列のできるブロックバスター展を除いて多くの展覧会が該当しないのではないかと、再開が望む声が早期から多数上がっていた。 そして5月に入り、地方の県立美術館を中心に再オープンの動きが拡大。ほぼすべての館がアルコール消毒、マスク着用などの対策を取っているなか、特に厳密な対応を行なっていると話題になったのが、5月11日に再開した大分県立美術館(OPAM)だ。 大分県立美術館(OPAM)の全対策リストは公式ウェブサイトで確認できるが、以下にその一部を紹介する。 – 入館時のサーモカメラによる体温測定 – 保健所等の行政機関による聞き取り調査等の可能性。そのため出入口を1階のみに限定し、入館時に日時・代表者氏名・連絡先電話番号・住所

    美術館を安全にオープンするために:大分県立美術館(OPAM)の徹底した取り組み
  • 文化庁メディア芸術祭、アート部門大賞は「Interstices / Opus I – Opus II」、アニメ部門は「この世界の片隅に」、「夜明け告げるルーのうた」ダブル受賞

    文化庁メディア芸術祭、アート部門大賞は「Interstices / Opus I – Opus II」、アニメ部門は「この世界の片隅に」、「夜明け告げるルーのうた」ダブル受賞 今年で21回目となる「文化庁メディア芸術祭」の受賞作品が決定した。今回は過去最多となる世界98の国と地域から4192作品が寄せられた。 受賞者と審査委員 第21回文化庁メディア芸術祭 アート部門大賞 『Interstices / Opus I - Opus II』 Haythem ZAKARIA© Haythem Zakaria アート部門の大賞受賞作品は、チュニジア生まれ、フランス在住のアーティスト、Haythem Zakaria(ヘイサム・ザカリア)の映像インスタレーション『Interstices / Opus I – Opus II』。砂漠の風景を捉えた静的な「Opus I」と、海の風景を捉えた動的な「Opu

    文化庁メディア芸術祭、アート部門大賞は「Interstices / Opus I – Opus II」、アニメ部門は「この世界の片隅に」、「夜明け告げるルーのうた」ダブル受賞
  • 2018年日本全国芸術祭まとめ

    2018年も日全国で芸術祭が多数開催!今年もいろんなところにお出かけして、芸術祭を楽しみませんか?東京で気軽に楽しめるものから、足を伸ばして遠出するのもいいですね。秋以降も新たな芸術祭はまだまだ開催。要注目のアートフェスティバルをご紹介します。【最終更新日: 2018年8月15日】 2月 第10回 恵比寿映像祭(2018) 東京都写真美術館をメイン会場に開催される、展示・上映・ライヴ・パフォーマンスで構成される恒例の国際フェスティバル。第10回目となる今年のテーマは「インヴィジブル」。映像が表現する「不可視性(=インヴィジブル/見えないもの)」を読み解き、未来の可能性を探ります。 公式ホームページ: https://www.yebizo.com/jp/ 会期: 2018年2月9日〜2月25日 会場: 東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地

    2018年日本全国芸術祭まとめ
  • ミュンスター彫刻プロジェクト2017 フォトレポート

    10年に1度開催されるドイツ・ミュンスター彫刻プロジェクトの様子をレポート! 街に残る恒久作品、ミュンスター市の様子まで 2017年の今年は、隔年で開催される世界有数の国際芸術祭「ミュンスター彫刻プロジェクト」、「ドクメンタ」、「ベネチアビエンナーレ」の3つが同じ年に開催されたスペシャルイヤーだ。 今回は、先日閉幕したミュンスター彫刻プロジェクト2017(2017年6月10日~10月1日)の様子をフォトレポートする。 ミュンスター彫刻プロジェクトは、芸術史家のクラウス・ブスマンと第一回目から芸術監督を務めているカスパー・ケーニヒによって創始されたパブリックアートイベント。1977年から10年周期で開催され、2017年で5年目を迎えた。 国際的に活躍するアーティストが招かれ、丹念なリサーチを行ったうえで作品が制作される。野外彫刻展という性格のため、公共空間に設置された作品は誰もが無料で見るこ

  • 『リアリティのダンス』プレミアム上映会

    Jodorowsky アンダーグラウンドシネマの巨匠と言われるアレハンドロ・ホドロフスキー監督の23年ぶりの新作と聞けば、当時の血みどろで不条理でフリークスが総出演する場面を思い出す人もいるかも知れない。しかし『リアリティのダンス』の映像はそれらとは様相を異にしている。監督の幼少期を綴った自伝的映画ロシア系ユダヤ人としてチリに移住した彼を待ち受けていたのは、イジメと虐待。そして夢想と思索の日々……。 ホドロフスキーに限らず、幼少期の世界を形作るのは家族や友人との生活。家族、つまり自分を支配する絶対的な大人からいかに愛を得ようとしたか…と書き進めると、幼少期のロマンチックな回想映画になってしまう。しかし『ホーリー・マウンテン』を制作したホドロフスキー監督は、この映画映画の構造の中に閉じ込めることも家族の枠組みの中に閉じ込めることもしなかった。 この映画にはホドロフスキー監督の息子たちや

    『リアリティのダンス』プレミアム上映会
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