証言・大森捕虜収容所: 06年夏・平和島から/1 作家・小関智弘さん /東京 ◇“大豆コーヒー”の記憶 ◇いたわり打ち砕くムチ 大田区の平和島競艇場は開催日、モーターボートが水面を水しぶきを上げながら滑走する。3万2000人収容の観客スタンドが巨大な軍艦のように横たわる。 レジャーランドとして名高い東京湾岸の平和島は太平洋戦争当時、名もない人工島だった。 □ □ 「大森収容所はあのスタンド付近に……」。作家の小関智弘さん(73)=同区山王3=が指さした。代表作に『大森界隈(かいわい)職人往来』がある小関さんは大田区で育った。「作業に出てきた捕虜のことをよく覚えています」 1944年、小関さんは国民学校(現小学校)6年だった。 そこには関東甲信越を管轄する連合軍捕虜収容所の本部があった。正しくは「東京俘虜(ふりょ)収容所本所」という。京浜運河開削に伴う土砂を埋め立てた人工島に43年7月開
大阪の宝、築400年以上の 「渡辺邸」解体へ とんでもないニュースが流れてきました。 淀川区の「渡辺邸」が解体されるというのです。 産経ニュース 2012.4.25 19:37 読売新聞も少し遅れて記事にされていました。 朝日、毎日はなぜ報道しないのだろう? 読売新聞 2012.4.27 11:15 所有者が多額の相続税が支払えず、建物を解体し土地を売却せざるを得なくなったしまっているのだとか。「渡邊邸」といえば築400年以上といわれる大阪市内でおそらく最も古い民家。ある意味、大阪の宝です。 いまの大阪には、この貴重な宝を守れる人はいないのだろうか。 大阪の文化を守れる人がいないのだろうか。 残念ながらこの問題、リーダーの方々の英断しかありません。 本当に残念です。 この問題は、「渡邊邸」だけの問題ではありません。 今後、同じような案件がでてくるかもしれない。 このままでは、大阪から貴重な
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 静岡にあって他の県にないもののと言えば、やっぱり「さわやか」の「げんこつハンバーグ」だと思う。B級グルメブームのおかげで「静岡おでん」や「富士宮やきそば」などは県外でもわりと見かけるようになったが、あの肉汁たっぷりの炭焼きハンバーグは、いまだに静岡まで足を運ばないと食べられない。 これがげんこつハンバーグ。静岡県民なら一度は食べたことがあるのでは 「炭焼きレストラン さわやか」は、静岡県内に28店舗を構えるステーキ・ハンバーグのお店。看板メニューは何と言っても、牛肉100パーセントの「げんこつハンバーグ」で、このためにわざわざ県外から足を運ぶという人も少なくないという。 ユニークなのはその食べ方だ。最初に鉄板に乗って出てくるのは、まん丸な「げんこつ型」。この状態では中まで火が通っていないが、食べる直前、店員さんがこれを目の前で半分
コンニャクがエスニックなサラダになっている。酸っぱくて辛い、アジアの味。微妙にタイ料理のサラダとは違うが、お仲間と思われる味わい。酒が進む。 日本人にとって、もっと大きな驚きは食べるお茶か。漬物と化した(つまり、発酵させてある)お茶の葉と干しエビや唐辛子、ナッツの類などを好みで混ぜて食べる。新鮮な味わい、刺激であることは間違いないが、東南アジアの料理が嫌いでなければ、面白く受け入れられるはずの味。辛いところをいっぱい食べてしまうと、思わずまたビールに助けを求めることになるが。それも好ましい。 見慣れたものが、新鮮な味と化している面白さ。純粋に新しいものより、驚きがあり、面白いのではないかと食べながら思う。 シャンとカチン。 そう聞いて、ミャンマーを思い浮かべられたら、よっぽどのアジア通だ。シャンはミャンマーの東部、タイ北部と接するシャン高原を中心に住むタイ系の民族。カチンはミャンマーの北部
財布に優しく、お腹いっぱい 坪庭を目のご馳走に極上牛に舌鼓 ステーキハウス 一(かず) 烏丸夷川 大正期の町家の姿を表構えに偲ばせる、築100年の一軒家。現在では特選牛のフルコースがリーズナブルにいただけるステーキハウスとして再生し、着実に支持を集めている。とりわけランチがお値打ちで、中でもビーフ100%のハンバーグが人気の的。仕上げに客自ら備長炭の炭火で炙るステーキコースも看板だ。深夜はカウンターを陣取って、坪庭を眺めてワインで一杯…という粋なバー遣いもおすすめ。 ステーキハウス 一 075-708-6110 京都市中京区夷川通烏丸西入ル巴町85 11:30〜14:00(LO) 17:30〜23:30(LO/23:00、※コースLO/21:30) 月曜休(祝日の場合は翌日) 禁煙席無 完全個室有 P無 》詳しくはこちら しっとり落ち着いた2階の座敷はこぢんまりとした宴会に大
今、景観を巡って、みなとみらいが揺れている。結婚式場の建設を巡って景観にそぐわないと、市民はもとより建築家やデザイナーなど、その分野の専門家から不安の声が囁かれている。事業者の提案を審議するために、横浜市が設置している都市美対策審議会でも委員全員が反対するという、過去に例がない、異例の事態となっている。(リンク:横浜市都市美対策審議会■第14回 横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録) みなとみらいは横浜市が一定の哲学をもって整備してきたエリアだ。一つのシンボルでもあるランドマークタワーもただ高いだけではない。足下にはドックヤードガーデンがある。これはかつてここにあった三菱重工の横浜造船所の船槃をそのまま保存したものだ。その向かいの船槃には海水をたたえ、帆船に本丸を展示してある。 また、桜木町駅から赤レンガ倉庫に至る道、汽車道と呼ぶが、これはかつての東海道貨物支線の跡地である。ことほど左
昨年、イギリスやスペインを旅して、「日本人メリット」についての本を書いてから特に思うのだが、品川はいろんな意味で日本的だ。 駅前の一等地にあった、昭和5年建築のレトロな「京品ホテル」が取り壊されたのは、一昨年のことだった。その理由が、バブル期のリゾートホテル経営などの失敗による多額の債務にあり、債権はリーマンブラザーズ証券の子会社に売却されたとのことだった。 その跡地には、なんとパチンコ店が今年1月にオープンした。武富士など消費者金融亡きあと、グレーゾーン業界の王者として君臨する「パチンコ」である。当局のお目こぼしにより、ニッポンにしか存在していない巨大な産業だ。 カジノが違法なのに、パチンコはグレーで一応合法、という歪んだ市場競争のなかで、駅前の一等地は当然のように「市場の歪み」から儲かってしまうパチンコ屋に買われた(武富士がボロ儲けしてたのと同じ理屈と考えていい)。 ロンドンやマドリッ
京都・祇園にある Mume (ムメ)というホテルをご存知でしょうか? ここは2009年にオープンされた客室数7という小さなホテル(上の写真)です。今のところ、国内ではそれほど有名ではないだろうと思います。 しかし、実は外国人旅行者の人気ナンバー1を誇るホテルなんです。 正確に言えば、旅行者による口コミ情報が多数集まる大手の旅行サイト、tripadvisor.com に寄せられた日本国内のホテルレビューで、現在ナンバー1の評価を獲得しているホテル、という事です。 とんでもない高評価なのがお分かり頂けますね。レビュー総数139 (2012年2月10日現在) のうち、最高ランクの Excellent をつけた人が129人もいます。レビュー数は大手のホテルに比べると少ないですが、これはオープンからまだ日が浅いことと、客室数が少ないことを考えれば、むしろよく集まった方じゃないでしょうか。 なお、Mu
B級ご当地グルメは2種類ある 前置きが長くなってしまったが、姫路でベスト10入りしたメニューの共通点とは何か。それは「10種類すべてが、昔から地元で愛されてきたメニューである」という点だ。 「ご当地」なんだから当たり前だろう、と思うのは早計だ。B級ご当地グルメは、実は2種類ある。 一つは前述したような、昔から食べられてきたものを街おこしのために活用した「発掘型」。もう一つが、街おこしを狙ってここ数年で新たに考案された「開発型」だ。今回姫路に出展した63団体のうち、開発型が20団体近くも参加している。第1回から出展している北海道富良野市の「富良野オムカレー」や、第2回から参加の岐阜県郡上市「奥美濃カレー」がその代表例。今年は開発型の入賞はなかったが、昨年の厚木大会では静岡県三島市「みしまコロッケ」が9位、北海道北見市の「オホーツク北見塩やきそば」が10位に入るなど健闘している団体もある。 B
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