アフガニスタン出身のラッパー、ソニータを追ったドキュメンタリー作品『ソニータ』は世界中の映画祭で高い評価を受けている PHOTO: ROKHSAREH GHAEM MAGHAMI イランの映画監督ロクサレ・ガエム・マガミは、アフガニスタン出身の少女ソニータに初めて出会った瞬間、彼女のドキュメンタリーを撮りたいと思ったと、英紙「ガーディアン」に語っている。 そして完成したドキュメンタリー『ソニータ』は、サンダンス映画祭やアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭、シェフィールドドキュメンタリー映画祭など、名だたる映画祭で賞を受賞した。 ガエム・マガミと出会った頃、ソニータはまだ14歳。タリバンの勢力が再び強まるアフガニスタンから逃れて難民となり、隣国イランに不法滞在していた。 その美しい容貌には不似合いな陰鬱な表情に、ガエム・マガミは魅了されたのだという。 ソニータはそのころテヘランの小さな家