コロナ禍の在宅勤務で、飲酒量が大幅に増えたという男性のお話をうかがいました(写真:Taki/PIXTA) 2018年のWHO(世界保健機関)の報告によると、「アルコールの有害な使用による世界の死者数」は、約300万人(2016年)。これは糖尿病、結核、エイズによる死者数よりも多い数字で、世界中の全死者数の5.3%に当たります。飲酒は、日本でも深刻な問題です。2018年に厚生労働省が発表した推計によると、飲酒による日本の年間死亡者は約3万5000人にのぼります。 「止めたいけど仕事の付き合いもあるし、止められない……」「断酒はしたくない」という人もいると思います。そんな人のために、「もちろん、断酒がいちばんいい」と前置きしたうえで、アルコール依存症専門医の倉持穣医師が提案するのが「減酒」という方法です。 【漫画】山ほど働いても「平気な人」と「病む人」の差 本稿では、『今日から減酒! お酒を