アジア圏を中心にコスト削減を目的に導入や活用が広まってきたオフショアですが、近年では、発注先の各国の技術革新が進み“安い上にクオリティも良い”という評価が広がってきています。 特に、開発現場のエンジニアのリソースが絶望的に不足している日本においては、オフショアに興味を持っている企業も多いはずです。日本の場合は、人数が足りていないということ以上に、国内エンジニアの給与や採用コストの高さから、プロジェクト実行に必要なクリエイターの数を、予算の上限から確保できてないという問題のほうが大きいといえます。 そこで注目が集まっているのがラボ型のオフショアです。今回はコミュニケーターである著者の視点から、ラボ型のオフショア開発を成功されるための要因、逆に失敗を引き起こす問題点を提示したいと思います。 そもそもオフショア開発って何なの? オフショアとは、その名の示す通り「岸(shore)から離れる(off