学生から社会人まで、起業を志す人は少なくありません。 そういう人であれば、みなそれぞれビジネスのアイデアを持っていると思いますが、それは頭の中で温めておくのではなく、ぜひとも「ノート」に書き記しておくべきです。 『起業は1冊のノートから始めなさい—「事業プラン」から「資金計画」までを可視化する起業ログのススメ』(上野光夫/著、ダイヤモンド社/刊)は、起業をより現実に近づけるため、そして、それを成功させるために、準備段階で生じるさまざまな情報をノートに記入することを勧めています。 しかし、「さまざまな情報」といわれても、まだ起業のアイデアしかない人にとっては、なんのことかわからないはず。 今回は、本書の中から最も基本的な記入項目を取り上げます。 ●動機と理念を固める 基本的なことですが、「なぜ起業するのか」という質問に対して、しっかりとした答えを持たずにビジネスを興しても、成功させるのは難し