2周年で六本木ヒルズに移転した頃のメルカリ社内/山田進太郎氏 前編ではメルカリの情報発信の強さとその成果について過去記事を中心に考察してみました。創業期は社会とコミュニケーション取ることで信頼と期待感を生み出し、チーム拡大期には多様性のある情報発信で、幅広い人たちの共感を得ることに成功しています。 結果としてメルカリには5年ほどで800名近くのチームが生まれました。 後半となる本稿ではもうひとつ、彼らの展開するオウンドメディア「mercan(メルカン)」を中心にその目的や効果について考察したいと思います。取材にあたっては同メディアを立ち上げた松尾彰大さん(現在の所属はメルペイのHR)とメルカリHRグループの福岡夏樹さんにお話をお伺いしました。共に広報ではなく、人材採用のチームに所属しているのがポイントですので頭の片隅に置いておいてください。 分散する企業の「ナレッジ」を人事の視点で資産化す