福岡市で、新型コロナウイルスワクチンの接種完了後に感染するいわゆる「ブレークスルー感染」が、6月30日~8月6日に少なくとも70人いたことが市の調査で分かった。重症化した人はいないという。 市によると、同期間に市が確認した新規陽性者4173人のうち、2回接種後に十分な免疫がつくとされる2週間以上経過した人は70人で、全体の約1・7%だった。 厚生労働省はワクチンを2回接種した場合でも100%の発症予防効果が得られるわけではなく、有効率はファイザー製で約95%、モデルナ製で約94%としている。市は「ワクチンで感染を完全に防げるわけではなく、引き続きマスク着用や手指消毒などの基本的な予防策を続けてほしい」と呼び掛けている。 市全体のワクチン接種率は今月9日時点で、1回目が約48%、2回目が約32%。 一方、福岡県は、11日に県所管分で陽性を確認した256人のうち、少なくとも10人がワクチンを2